【G大阪 vs FC東京】 ウォーミングアップコラム:今季の公式戦初スタメン、初ポジションでアシストを実現した初瀬。「大事なのは続けること」。

初瀬亮が今季初めて先発のピッチに立った前節の柏レイソル戦。右ウイングバックを預かると、その前に戦ったACL済州ユナイテッドFC戦で出た課題を修正するべく、攻守に気を利かせたポジショニングでバランスをとり、かつ61分には、長沢駿が決めたゴールを右サイドからのクロスボールでお膳立てした。
「済州戦では『5枚いるからいいや』的に守備をしてしまった感じもあったけど、柏戦は誰かが前に出たら、誰かがしっかり絞ったり、シュートブロックに厳しくいく、ということが徹底できていたし、前線の選手のプレスバックからボールを奪って攻撃を仕掛けるというシーンも非常に多かった。全員があれだけ闘う姿勢を持って臨み、あれだけ走ることができれば、どのチームが相手でも結果を出せるはず。
また、個人的にはこれまでチャンスをもらっても結果を出せていなかった中で、初スタメンのチャンスをもらい…ようやく、右足でのクロスで駿くんの勝ち越し点をアシストできたのはプラスに考えられる部分でした」

実は3バックの右ウイングバックを預かったのは初めてだった。同システムで戦った開幕前の仁川ユナイテッドFCとの練習試合で預かったのは右のインサイドハーフ。その際には「いろんなポジションをやれるようになるのは選手にとってプラスなこと。かなり運動量は求められますし、視界もサイドバックとは全然違うので難しさは感じていますが、試合に出られることの方が大事だと思うので。やる限りは全力で、完全に自分のものにしてやるという意識で取り組んでいます」と話し、インサイドハーフとしての役割、自身の活かし方、活かされ方についてのイメージを膨らませていたが、結果的にはその時の経験も今回、ウイングバックを預かる際に生きたのだろう。守備陣のみならず、インサイドハーフを預かった倉田らとのバランスの取り方も抜群で、そこが機能したことで、チームとしても攻撃が加速した印象は強い。

「今回、ウイングバックをするにあたって監督には『逆サイドにボールがある時は、サイドに張るだけではなくインサイドハーフでやった時のように中に入っていってもいい』と言われていたし、そこの動きを想像できたことが今回のプレーにもつながった。また久しぶりに90分近くプレーできたこともプラスに捉えて次に繋げたいです」
そのパフォーマンスを評価され、今節のFC東京戦でも先発を預かる可能性は高い。もちろん、そうなれば、柏戦以上のパフォーマンスを自分に求めるつもりでいる。

「大事なのはこれを続けていくこと。内容的にはまだまだ上げなければいけないと感じたところも多かったので、もっともっと、と自分に求めてやっていきたい」

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