G大阪が“鬼門”で6年ぶり白星…長沢2発などで柏を撃破/J1リーグ第2

明治安田生命J1リーグ第2節が5日に行われ、日立柏サッカー場では柏レイソルとガンバ大阪が対戦した。試合はG大阪が3-1で柏を下し、今季のリーグ戦初勝利を収めた。

開幕戦をドローで終えたG大阪は、1日に行われたAFCチャンピオンズリーグの済州ユナイテッド(韓国)戦で1-4の大敗。中3日で迎えた試合は、2011年6月以来勝利がない“鬼門”の日立柏サッカー場での一戦となった。G大阪は済州戦と同じく3バックで臨み、DF初瀬亮が右ウイングバックに入った。一方、柏は開幕戦でサガン鳥栖に3-1の快勝。ホームで開幕2連勝を目指す。

試合は開始早々にスコアが動く。7分、中盤左でパスを受けた倉田秋が左サイドの裏を走る藤春廣輝へスルーパスを送る。藤春がペナルティエリア左横からフリーでクロスを上げると、ゴール前の長沢駿がヘディングシュートをゴール右に決め、G大阪が先制に成功した。

18分、再び左サイドの藤春がクロスを入れると、エリア内で倉田がこぼれ球を拾い、フェイントからアデミウソンへパス。アデミウソンがワントラップからシュートを放つと、長沢がコースを変えてゴールネットを揺らしたが、ここはオフサイドの判定で得点は認められなかった。

ボールを持たされる格好となり、なかなか決定機を作れない柏。31分、右サイドの伊東純也がドリブル突破からクロスを入れると、中央の武富孝介がヘディングで合わせたが、ここはGK東口順昭の好セーブに阻まれた。

直後の32分、G大阪はカウンターからビッグチャンス。アデミウソンがドリブルで左サイドを突破し、エリア内に進入してシュートまで持ち込んだが、ここは枠の右へ外してしまった。このまま1-0でG大阪がリードしてハーフタイムを迎える。

後半に入ると流れは柏に傾く。47分、右CKを獲得すると、クリスティアーノが右足でクロスを上げる。ゴール前では合わせることができなかったが、セカンドボールをペナルティエリア手前にいた小林祐介がボレーシュートでゴール左に決め、柏が同点に追いついた。

その後も柏のペースが続いたが、GK東口順昭のビッグセーブなどでG大阪がしのぎ切る。すると61分、右サイドの初瀬が上げたアーリークロスを、長沢が難しい姿勢ながらも左足で合わせて再び勝ち越した。

続く72分、アデミウソンがドリブル突破から中山雄太に倒されてPKを獲得。これを自らゴール左に沈め、リードを2点に広げた。このままG大阪が3-1で柏を撃破。日立柏サッカー場でG大阪が白星を挙げるのは約6年ぶりのことだった。

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