韓国メディアがG大阪に完勝の済州を絶賛 「“三一節”に日本遠征で大勝」「抗日、克日精神で退けた」

済州がACL敵地G大阪戦に4-1勝利 「ソウル惨敗の雪辱」と快勝を称える

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第2節で、済州ユナイテッド(韓国)がガンバ大阪に4-1で大勝した。G大阪はホームながらも精彩を欠いた一方、済州がその隙を巧みに突く形となったが、ここまでKリーグ勢の劣勢を覆す快勝を韓国メディアが報じている。

「“三一節”(サミルチョル)に日本遠征で大勝。ソウル惨敗の雪辱」

日本を刺激する見出しでこう報じたのは韓国経済サイト「ブリッジ経済」だ。記事では「今回の第2節では、FCソウル(2-5で浦和レッズに敗戦)を除いたKリーグチームの健闘が光った。第1戦は1分3敗と停滞したが、2戦目は済州の大勝などもあり2勝1分1敗と奮闘した」とKリーグ勢の健闘を称えた。

試合が行われた3月1日は「三一節」という韓国の祝日で、1919年3月1日に起こった「三・一独立運動」を記念する日だ。韓国内に多くの国旗が掲げられる日でもある。見出しは、日本からの独立するために起きた運動を記念すべき日に、「韓国の済州が日本のガンバ大阪に勝利した」ということを表現している。

なんとも韓国メディアらしい結果の報じ方だが、その他でも似たような表現が目に飛び込んでくる。

負けられない試合で「三・一節の底力」

 韓国紙「スポーツ東亜」は「済州、ガンバ大阪に完勝“三・一節の底力”」との見出しをつけた。同記事は「済州が2008年にアジア制覇したガンバ大阪を敵地で4-1と下した。済州は元日本代表の遠藤保仁のオウンゴールでリードし、イ・チャンミンが2ゴールの活躍を見せた。当初は国際大会で経験豊富なガンバ大阪に苦戦すると思われていた。しかし“抗日”、“克日”精神で済州がガンバ大阪を退けた」と伝えた。

メディアの論調を見れば、Kリーグ勢にとって、やはりJリーグ勢は負けられないライバルであることを改めて確認できる。

F組の蔚山現代FCはホームでブリスベン・ロアーに6-0で大勝し、G組の水原三星ブルーウィングスは、ホームで広州恒大に2-2ドロー。今年のACL初戦の結果を見る限り、Kリーグ勢は劣勢に立たされると思われたが、これで予想のつかない展開になったのは間違いない。

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