【ACL】G大阪赤っ恥…繰り上げ出場・済州に最悪4失点

◆ACL 1次リーグ第2節 ▽H組 G大阪1―4済州(1日・吹田スタジアム)

Jリーグ4位のG大阪は、ホームで韓国リーグ3位の済州に1―4で惨敗した。3バックへの変更が裏目に出て、ACLでクラブワーストの4失点。開場2年目の吹田スタジアムでACL本戦初勝利を挙げられなかった。同3位の川崎は、香港リーグ王者のイースタンに1―1。1点ビハインドの後半7分にDF板倉滉(20)の得点で追いつくのがやっと。DF奈良竜樹(23)とMFハイネル(26)が退場し、次節アウェー広州恒大戦(14日)が出場停止となった。

G大阪のサポーターは試合終了を待たずに早々と席を立った。ACLではクラブ初となる4失点の惨敗。8211人のサポーターは容赦なくブーイングを浴びせた。「私の責任だと思う」と長谷川健太監督(51)は自身を責めた。

今季公式戦4試合目で初めて4バックから3バックに変更した。2月15日の仁川(韓国)との練習試合で試し、28日に選手に伝えた。「3バックを併用しないと(ACLで)勝てないと思っている」。指揮官の狙いが完全に裏目に出た。

前半43分に相手FKがMF遠藤の頭をかすめオウンゴールで先制された。3―0の後半27分に、前めの位置にいて頭越しのゴールを許したGK東口は「論外ですね」と吐き捨てるように言った。後半45分にPKで完封負けを逃れるのが精いっぱいで「システムどうこうじゃない」とMF今野は完敗を認めた。

済州は昨季ACL王者の全北現代が国内リーグの不正問題で除外され、繰り上げ出場。昨季はリーグ最多得点タイをマークしたが、全北現代よりは格下と見られていた。8日間で3試合の過密日程だったが、MF倉田は「ボコボコにやられた。(疲労を)言う次元の話じゃない」と、うなだれるしかなかった。

吹田スタジアムでのACL本戦は昨季から4戦連続未勝利だ。「完成度は低かったが、オプションとしてこのシステムも今季は使えるようにしていきたい」と長谷川監督。この“二刀流”が吉と出るか凶と出るか。

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