二刀流DF三浦2発!G大阪、ACL想定の新戦術3バック手応え

J1G大阪は15日、大阪・堺市内で仁川(韓国)と練習試合(45分×3)を行い、6-1で大勝した。清水から新加入のDF三浦弦太(21)が2得点をあげた。アジアのパワー対策として3バックのテストも完了。22日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初戦の敵地・アデレード(豪州)戦に向けて上々の仕上がりだ。

新戦力がまた期待を抱かせる働きだ。7日のACLプレーオフでデビューし、移籍初ゴールを決めた三浦が、今度は2得点。練習試合とはいえアジアのライバル国・韓国の中堅クラブ相手にポテンシャルの高さをみせつけた。

「セットプレーはキッカーで決まるし、これからもチャンスはあると思う。大きい選手に対しても空中戦で競り合えるようにと思ってる」

まずは1本目の18分、ゴール前約20メートルからMF遠藤のキックに頭で合わせて先制。「ヤットさんが動き出しを見てくれていた」。7日にも遠藤のCKに頭で合わせてゴールしたばかり。名キッカーと早くもみせるあうんの呼吸は頼もしいばかりだ。その後の34分にもセットプレーの攻め上がりから、ヘディングで決めた。1メートル83の身長はプロでは大柄とはいえないが、打点の高さは随一で2戦3発。昨季韓国Kリーグ10位の仁川を粉砕した。

2本目からは長谷川体制5年目にして初めて本格的な3バックをテスト。強力な外国人FWを起用するACL出場国を想定したパワープレー対策のオプション戦術で、2トップに対してDF3人で守る形。三浦がセンターバックの真ん中に入った3バックで無失点だった。指揮官は「どうしても高さが必要になるときがある。試せてよかった」と手応えを口にした。

新しい守りの要となる三浦は得点も計算できる二刀流男。新戦術への適応も上々だ。まずは昨年未勝利に終わったACLでのリベンジに全身全霊をかたむける。

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