G大阪「勝」利の船出 “マレーの虎”狩りでACL本戦決めた

「アジアCL・プレーオフ、G大阪3-0ジョホール」(7日、市立吹田サッカースタジアム)

G大阪は清水から加入したDF三浦弦太(21)の移籍初ゴールなどで、ジョホール・ダルル・タクジム(JDT、マレーシア)を3-0で下し、3大会連続の本戦出場を決めた。1次リーグではアデレード(オーストラリア)、江蘇(中国)、済州(韓国)と同じH組に入り、22日に敵地でアデレードとの初戦に臨む。

気温2度と凍てつく寒さの中、新布陣が機能したG大阪が今季初公式戦で“タイガース”の愛称を持つマレーシア王者を圧倒し、3季連続の本戦出場を手にした。2トップの一角FWアデミウソンが前半26分に頭で押し込み先制すると、同29分には相棒のFW長沢が追加点。3分間で2点を奪い試合を決めた。

長谷川監督は昨季の天皇杯から試していた4-3-1-2を今季から本格的に導入。インサイドハーフのMF井手口、今野とトップ下のMF倉田が豊富な運動量で中盤を支え、アンカーのMF遠藤が効果的な球出しで攻撃にリズムを与えた。先制点の起点となりプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた倉田は「体が勝手に動くようになってきた。手応えは相当ある」と胸を張った。

最終ラインは中央の顔ぶれが一新。移籍組のDFファビオ、三浦のセンターバック・コンビが完封勝利に貢献した。足元に優れた2人は正確なビルドアップやロングボールを配球。「攻撃のスイッチがCBから入る。新しい形ができた」と指揮官は手応えを語った。

無冠に終わった昨季の無念を晴らすべく『勝』をスローガンに掲げた今季、上々の試運転で幸先良く1“勝”を手にした。

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