G大阪の長谷川監督、新体制会見で“FW補強宣言” 「チームがいろいろ動いてくれている」

キャプテンは昨季同様にMF遠藤 「中心選手として1年間やってもらえれば」

 ガンバ大阪は15日に新体制発表会見を行い、今季で就任5年目となる長谷川健太監督をはじめ、大宮アルディージャから加入のMF泉澤仁や横浜F・マリノスから加入のDFファビオら新戦力も出席した。

同会見で長谷川監督は、2016シーズンについて「チームを早い段階で作り上げられなかった。特にパトリック、アデミウソン、宇佐美貴史と豪華なタレントが揃っているなかで、なかなか共存させられなかった。チームの噛み合わせが年間を通して上手くいかなかった」と振り返った。

また新シーズンに向けて抱負を語り、「戦える選手を見極めてメンバーを組んでいく」と明言。キャプテンは昨季同様、元日本代表MF遠藤保仁に決まっており、「ヤット中心に試合が進む。そういうなかで中心選手として1年間やってもらえれば」と信頼を寄せる。

さらに、指揮官はチームスタイルについても言及している。

「理想を言えばボールを握って押し込む形を多くし、攻守の切り替えを早くするサッカーは、就任当初から目指しているし、当然今シーズンもそういうサッカーを目指していきたい。ガンバの理想とするサッカーを追い求めながらも勝利にこだわって戦っていきたい」

「60得点以上を目指したい」と明言

 2017シーズンに向けた攻撃陣の選手層について問われると、長谷川監督は既存戦力のFW長沢駿(21試合9得点)やFW呉屋大翔(14試合1得点)らに、さらなる成長を求めた。一方、MF泉澤(大宮/昨季30試合3得点)やMF井出遥也(千葉/昨季35試合5得点)ら実績ある新戦力組の活躍にも期待を寄せる。

そして開幕までの補強については「現状ではないが……」としながらも、「FWの補強に関しては、チームがいろいろまた動いてくれていると思う。何か動きがあればみなさんに……という形になると思う」と明かし、事実上のFW補強宣言となった。

長谷川監督は「昨季シーズンは53得点に終わっている。なんとか60得点以上を目指したい」としており、攻撃力アップは課題の一つ。果たして14年の三冠クラブに、強力ストライカーが新たに加わることになるのだろうか。

リンク元

Share Button