G大阪U-23の宮本新監督が決意表明! 日本代表監督も見据え「将来的にチャレンジできるキャリアに」

開口一番「プロチームを見るということで身が引き締まる思いがありました」

 ガンバ大阪は15日、トップチームとともにU-23チームの2017シーズン新体制会見を行った。今季からG大阪U-23監督に就任した元日本代表DF宮本恒靖氏が出席し、新シーズンに向けて意気込みを語っている。

「このお話を最初に頂いた時、プロチームを見るということで身が引き締まる思いがありました。そしてまた今日、こうやって選手たちと顔を合わせて、彼らと一緒に良い仕事をしていきたいという思いを新たにしたところです」

U-23チーム監督としての役割について問われると、「トップチームにつなげていくのが最大の目的」としながら、「彼らの力を最大限に伸ばしていきたいと思っているし、そのためのトレーニングや試合を行っていきたい。選手たちにはしっかりとした目的意識や野心を持って臨んでもらいたいと思っています」と語っている。

宮本監督は昨季G大阪ユースを率いており、「監督として、いろいろな決定や決断することを学んだ。戦術をいかに落とし込むのか、練習をどう組み立てるのかもそうです」と振り返る。

今季U-23チームのヘッドコーチに山口智氏、GKコーチに松代直樹氏が入閣。05年にJ1優勝を経験したメンバーとともに指導していく形となるなか、宮本監督は2人に関して次のようにコメントしている。

「松代コーチに関しては指導者として長いキャリアを持っている。智に関しては現役を終えてから間もない。いろいろな視点を持っているのは強みで、自分たちがガンバでやってきたものをしっかり落とし込む、話し合いを持ちながらチームにもたらしていきたい。脈々と受け継がれているガンバのサッカーというのが、自分たちの中にはあると思っている」

代表監督の質問には熟考したうえで回答

 また、指導者としての今後の展望を聞かれた宮本監督は、「とても大切なシーズンになる」と2017シーズンの重要性を強調しつつも、さらにその先を見据えているようだ。

「たくさんの経験を積んでいきたいし、そうした結果、自分が一番レベルの高いところで指導していく姿もイメージできます。このチームで与えられている役割は選手の育成ですが、自分自身も成長していきたいと思っている。とても大切なシーズンになっていくと思います」

さらに「代表(監督)まで見据えているのか」という報道陣の問いに対しては、「少し考えます」と即答。選手たちへの質問を促して数分が経過した後、宮本監督は自身のビジョンを口にした。

「答えはトップチームの監督をもちろん目指していきたいですし、代表チームの監督というのも非常に大きな仕事ですけども、将来的にチャレンジできるような自分のキャリアにしていきたい。そのために、もっともっと磨いていかなければいけないと思っています」

日本代表監督に関しては「将来的にチャレンジできるような自分のキャリアにしていきたい」と明言。G大阪トップチーム監督などを経て、いずれは代表監督へ――。そのための足掛かりとして、宮本監督がG大阪U-23チームで結果を残せるか注目が集まりそうだ。

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