G大阪、またしても3冠メンバーが流出! 中盤を支えた阿部浩之が川崎へ完全移籍

阿部を含めたサイドハーフの献身性が長谷川スタイルの生命線だったが…

 ガンバ大阪は4日、MF阿部浩之が2017シーズンから川崎フロンターレへ完全移籍することを発表した。

12年に関西学院大からG大阪に加入した阿部は、ルーキーイヤーに18試合2得点と上々の結果を残す。チームがJ2に降格した13年は、新たに就任した長谷川健太監督の下で30試合に出場して定着すると、14年にはJ1で30試合7得点と躍動した。サイドハーフで起用されると、豊富な運動量でアップダウンを繰り返してチームを助け、機を見てゴールも奪うなど攻守両面で貢献。同年にチームは3冠を獲得したが、長谷川スタイルの生命線となっていたのは、紛れもなく阿部を含めたサイドハーフの献身性だった。

昨季も27試合3得点の主力としてプレーしたが、新天地への移籍を決断。「5年間本当にありがとうございました」と別れを告げている。阿部とともに中盤のサイドハーフを務めたMF大森晃太郎(→神戸/完全移籍)をはじめ、DF岩下敬輔(→福岡/完全移籍)、MF内田達也(→東京V/期限付き移籍)、DF西野貴治(→千葉/期限付き移籍)など、3冠達成時のメンバーがすでに移籍しており、またしても当時のメンバーが流出する形となった。

ガンバ公式サイトを通じて発表したコメントは以下のとおり。

「今シーズンから川崎フロンターレに移籍することになりました。これまでの5年間で三冠や天皇杯連覇、J2降格と本当に濃い経験ができました。 ホーム、アウェイ関わらず多くのサポーターが来てくれて熱い声援、時には厳しいブーイングのおかげで頑張ることができましたし、なにより一つの勝利の大事さを学ぶことができました。ガンバに関わる全ての人に本当に感謝しています。これからは真っ青の満員の吹田スタジアムで試合をするのがめちゃくちゃ楽しみです。5年間本当にありがとうございました」

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