【J1採点&寸評】G大阪×新潟|遠藤がJ1通算100得点目! 決勝弾にチャンスメイクに際立つ存在感

G大阪――2点差勝利も主審の判定にも助けられての辛勝。

【チーム採点・寸評】
G大阪 6
狙い通りの形で先制しながらも、やや腰の引けた戦い方になり、新潟に苦戦を強いられる。ラファエル・シルバの不運な退場がなければ、新潟のカウンターにより苦戦を強いられたはずだが、辛うじて勝ち切った。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 5.5
失点場面は飛び出した以上触らないとダメだった。古巣相手に好セーブを見せたが、ややばたつく場面も目立った。

DF
22 オ・ジェソク 5.5
守備では相変わらず、粘り強い対応を見せた。前半、自らシュートを打てる場面で迷いを見せたのが残念だった。

8 岩下敬輔 6.5
久々のJ1で前半は裏を取られたり、ばたつくも持ち直す。要所での強さはさすがで、終盤は舞行龍の決定機を阻む。

6 金 正也 6
つなぎでは何度かミスがあったが、守備では積極的な出足で相手を潰す。岩下との連係も上々だった。

4 藤春廣輝 5.5
前半は鋭い攻撃参加も見せたが、最後の精度を欠く。何度か裏を突かれたことで、後半は守備に軸足を置いた。

MF
15 今野泰幸 6.5
空回り気味の井手口を上手く補いながら、相手のカウンターを冷徹なまでの潰しで封じた。さすがの出来だ。

25 藤本淳吾 5.5(69分OUT)
69分まで引っ張る出来ではなかった。シュートもゼロで、攻守両面において消化不良のパフォーマンスだった。

11 倉田 秋 5.5(86分OUT)
アタッキングサードまでは迫力ある仕掛けを見せるのだが、最後の部分で精度を欠き、シュートもゼロに。

G大阪――遠藤がJ1通算100点目を達成! 攻撃の核となる働きぶり。

21 井手口陽介 5.5
前節の素晴らしさが嘘のようにミスを繰り返す。後半はポスト直撃弾を放つも、全体的に低調な出来だった。

7 遠藤保仁 6.5
両サイドに流れて、チャンスメイク。決勝点のPKでJ1通算100得点を決め、バー直撃のシュートも放った。

FW
9 アデミウソン 6.5(90分OUT)
狙い通りのプレスで見事な先制点。前半終了間際にはCKからヘディングで守田を脅かす。後半はやや失速した感も。

交代出場
MF 19 大森晃太郎 5.5(69分IN)
短い時間の中、何度か大森らしいドリブルでの仕掛けは見せたが、決定的な仕事には至らなかった。

MF
13 阿部浩之 ―(86分IN)
肉離れで負傷退場した9月10日の甲府戦以来の出場。終盤の投入となったが、見せ場は訪れず。

FW
23 呉屋大翔 ―(90分IN)
アディショナルタイムには井手口のシュートのこぼれ球に反応し、待望のJ1初ゴールを決めた。

監督
長谷川健太 6
連戦で挑む川崎戦をにらんだのか、交代は遅めだった。苦戦したが勝ち切ったのはさすが。

新潟――判定に泣き、痛恨の黒星喫す。

【チーム採点・寸評】
新潟 5.5
稚拙なミスでビハインドを背負うも残留への執念を見せて同点に。ただ、ラファエル・シルバの不運な退場で流れが一変。再度勝ち越された後も懸命に1点を目指したが、レオ・シルバの退場で万事休した。

【新潟|採点・寸評】
GK
21 守田達弥 6
3失点はしたが、GKに責任はなし。むしろ、前半終了間際にビッグセーブを見せるなど好守で最後尾を支えた

DF
27 松原 健 5.5
前半は藤春と倉田が絡むサイドからの攻撃に手こずるも、粘り強い守りで破綻は許さなかった。

4 舞行龍ジェームズ 5
不安定な西村をサポートしながら、要所で身体を張っていた。それだけにPKを献上した場面は悔まれるプレー。

24 西村竜馬 4.5
絶対に落とせない一戦の立ち上がりに稚拙なミスでチームを苦境に立たせてしまった。その後も、四苦八苦の対応が続いた。

25 小泉 慶 5.5
攻撃参加は数少なかったが、左サイドを安定させた。つなぎでも堅実なプレーが目立った。

MF
6 小林裕紀 6(84分OUT)
前半は中盤の底から起点になり、鋭いシュートで相手を脅かす。守勢に回った後半は、やや存在感が薄くなった。

8 レオ・シルバ 5
退場するまでは数的不利を感じさせない奮闘ぶりで10人のチームを支える。それだけに退場処分となったのは残念だった。

13 加藤 大 5.5(84分OUT)
ブロックの間で上手くボールを受け、前半は存在感を見せたが、もう少しシュートに絡む場面を作れたはずだ。

14 田中達也 5.5(66分OUT)
ベテランらしいクレバーさを発揮。サイドで機能するも、敵陣深くで工夫したかった。途中交代もやむを得ない後半だった。

新潟――痛恨だったR・シルバの退場。やや遅きに失した攻撃のテコ入れ。

FW
10 ラファエル・シルバ 6
退場となったプレーは気の毒。孤軍奮闘気味のプレーで、同点ゴールを決めるなど得点の香りがする数少ない選手だった。

19 鈴木武蔵 5.5
序盤は荒さばかりが目立って空回りするも、ラファエル・シルバの退場後は最前線で懸命にゴールを目指した。

交代出場
FW
32 カリウ 5(66分IN)
劣勢の中投入され、周囲のサポートも少なく苦戦。1本シュートは放ったが、流れを変える力はなかった。

MF
37 野津田岳人 -(84分IN)
1点を追う終盤に投入されるも、求められた決定的な仕事はできず。3試合連続スタメン落ちで調子もいまひとつか。

FW
18 成岡 翔 -(84分IN)
同点を狙って野津田とともに投入されたが、ミッションを果たせなかった。

監督
片渕浩一郎 5.5
ラファエル・シルバが退場した後、もっと早く交代のカードを切って、攻撃面でテコ入れしても良かったのでは。

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