【G大阪】浦和にワースト4点差惨敗…第2S優勝絶望的

◆明治安田生命Jリーグ J1第2ステージ第14節 浦和4―0G大阪(1日・埼玉スタジアム)

G大阪は首位の浦和に0―4の過去最多点差で惨敗。残り3試合で勝ち点差は7となり、第2ステージ(S)優勝は絶望的となった。年間勝ち点でも3位・鹿島に8差とCS進出も厳しくなった。浦和は4連勝で年間首位にも浮上。MF阿部勇樹(35)のJ1通算500試合出場達成に花を添え、次節にも第2Sの優勝が決まる。神戸は川崎に3―0と快勝し、2位に浮上。勝ち点差5で逆転Vへの望みを残した。J1は22日から再開される。

G大阪が完膚なきまでにたたきのめされた。大敗の中でも、最後まで足を止めずに意地を見せた選手たちは、試合終了と同時にしゃがみ込み、動けなくなった。

3位から5位に転落。残り3試合に全勝しても、首位・浦和が1勝すれば、勝ち点は届かない。年間勝ち点でも3位・鹿島に8差となり、CS進出も絶望的となった。長谷川健太監督(51)も「あと3試合、しっかりとプロとしての姿勢を示して、一つでも多く勝利できるように最後まで頑張りたい」と現実を見据えるしかなかった。

浦和以上に負けられないはずが、立ち上がりから相手の勢いにのまれた。前半6分、敵の素早いパス回しに対応できずに失点。「先制点を取られたのは早すぎた。普段通りに、試合には入ったつもりだった。でも結果を見れば、それじゃ足りなかった」とGK東口。大一番で“いつも以上”の勢いを見せた浦和に対し、平常心で普段通り戦おうとしたG大阪。差はセカンドボールの奪い合いなど球際に表れ、その後も主導権を握られる結果となった。

さらに両ボランチのMF遠藤、井手口を封じられて攻撃の起点を失い、好調の192センチFW長沢ら前線を生かす形をつくれず。後半14分にはMFアデミウソンが暴力行為で退場となり、勝機は消えた。後半17分に途中交代した遠藤も「浦和も良かったけど、僕らが悪すぎた」と認めた。遠藤交代後にキャプテンマークを巻いたMF倉田は「ヤットさん(遠藤)に頼って、そこを潰されたら終わりというチームじゃいけない」と悔しがった。ライバルに惨敗したという現実を、“遠藤頼み”というチームからの変革の契機にするしかない。

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