G大阪、井手口のJ1初ゴールなどで3連勝 名古屋は残留が一歩遠のく

2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第12節が17日に行われ、名古屋グランパスとガンバ大阪が対戦した。

前節、敵地でアルビレックス新潟を下し、リーグ戦19試合ぶりの白星を手にした名古屋。依然、年間順位で降格圏の16位に沈んでいる同クラブは、セカンドステージ優勝を目論むガンバ大阪をホームに迎えた。

連勝を目指す名古屋のスタメンには、前節に続いてDF田中マルクス闘莉王が名を連ねたほか、MF田口泰士なども先発。対するG大阪は、8月の月間MVPに選出されたFW長沢駿や、J1リーグ通算100ゴールまであと1点に迫るMF遠藤保仁などがスタメン出場を果たした。

試合開始から7分、G大阪はCKを獲得すると、遠藤の蹴ったボールをニアサイドで金正也がヘディングシュート。しかしこれはポスト左へ外れた。

しかし27分、G大阪が先制に成功する。右サイドの高い位置でオ・ジェソクがボールを奪うと、すぐさまグラウンダーのクロスを供給。これに走りこんだ大森晃太郎が左足インサイドでゴールへ流し込んだ。

1点を奪われた名古屋は41分、ロングパスをエリア内でシモビッチが収めると、体を反転させてクロスを上げる。これを永井謙佑が右足でミートし、ゴール中央へ突き刺した。

すると直後の42分、G大阪の遠藤が太ももに痛みを訴え、今野泰幸との交代を余儀なくされる。

1-1で後半に突入し65分、G大阪は井手口陽介が左サイドから上げたクロスにファーサイドのアデミウソンがヘディング。このシュートをGK楢﨑正剛は触ることができず、G大阪が勝ち越す。

再びリードを許した名古屋は77分、右サイドから上がったアーリークロスに永井が頭から飛び込んだ。しかしシュートは枠と捉えることはできない。

直後の79分、名古屋は前節得点を挙げた川又堅碁を投入し、攻勢を強める。さらに名古屋は試合終盤、闘莉王を前線に上げ、パワープレーを仕掛けた。

85分、エリア付近のこぼれ球に闘莉王が反応。左足のミドルシュートを放った。しかしGK東口順昭が落ち着いてボールをキャッチし、失点を許さない。

すると後半アディショナルタイム1分、G大阪の井手口がピッチ中央でフリーとなってミドルシュート。これがゴール右上に吸い込まれネットを揺らした。井手口はこれがJ1初ゴールとなった。

結局、試合はこのままタイムアップ。G大阪が3-1で勝利を収めた。G大阪はこれで3連勝となり、セカンドステージ2位に浮上。一方の名古屋は勝ち点を積み上げることはできず、残留が一歩遠のいた。

次節、名古屋は敵地でベガルタ仙台と、G大阪はホームでFC東京と対戦する。

【スコア】
名古屋グランパス 1-3 ガンバ大阪

【得点者】
0-1 27分 大森晃太郎(G大阪)
1-1 41分 永井謙佑(名古屋)
1-2 65分 アデミウソン(G大阪)
1-3 90+1分 井手口陽介(G大阪)

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