【G大阪】FW長沢、公式戦7戦7発!

◆明治安田生命Jリーグ J1第2ステージ第11節 G大阪2―1甲府(10日・市立吹田サッカースタジアム)

G大阪がFW長沢駿(28)の公式戦7戦7発となる同点弾などで、甲府に2―1と競り勝った。先制された直後の前半8分、元日本代表MF遠藤のFKを 「今は点を取れるイメージがある」と語った長沢が192センチの長身を生かしたヘッドで合わせて同点に。その後は守備を固めた相手に攻めあぐねたが、後半 35分にMF倉田秋(27)のゴールで勝ち越した。

07年に清水でプロキャリアをスタートし、熊本や京都などJ2でのプレー経験もある長沢。これでリーグ戦8得点、ルヴァン杯・広島戦での2得点と合わ せ、キャリア初の2ケタ得点に到達した。今夏チームは日本代表FW宇佐美がドイツ1部・アウクスブルクに移籍し、FWパトリックは極度の不振でベンチ外と なって得点源が不在となる中、1トップで出場機会をつかんだ遅咲きの28歳が、その得点力を開花させつつある。

そんな長沢に、チームメートも信頼を寄せ、DF米倉が「神様みたい。すごい」と語るほど。それでも長沢は「今日はもっと取れたので悔しい。こういう時こ そ謙虚に自分を見つめ直さないと」と反省しきりだ。試合前にはできるだけミスのシーンはみないように、自身のゴール映像だけをみて「いいイメージだけを膨らませます」と笑う。守備でも献身的にボールを追い回し、チームに貢献するまじめで気の優しい大型FWの活躍で、G大阪が第2ステージ3位に浮上した。

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