疑問が残る手倉森采配 自ら選んだ藤春を最後まで使うべきだった

リオデジャネイロ五輪のサッカー男子は10日(日本時間11日)、1次リーグ各組の最終戦が行われ、日本はスウェーデン相手に1―0で大会初勝利を挙げた もののB組3位に終わり、1次リーグ敗退が決まった。スポニチ本紙評論家の川本治氏(64)は「色々な課題が浮き彫りになった3試合だった」と総括。まず は手倉森誠監督(48)の選手起用法に疑問符をつけた。

川本氏は初戦のナイジェリア戦で結果を残した大島(川崎F)と南野(ザルツブルク)を第2戦のコロンビア戦で先発から外し、19歳と最年少の井手口(G 大阪)を“負ければ終わり”の大事な試合で初先発させたことを疑問視していたが、スウェーデン戦については「なぜ亀川をここで使ったのか」と再び疑問点を 指摘。

「確かに藤春はコロンビア戦でミスをしたが、五輪で勝つために監督がオーバーエージ(OA)に選んだ選手のはず。藤春のストロングポイントは左サイドの 攻撃だが、代わりに出た亀川はほとんどサイドを割ることができなかった。交代カードを切った選手(矢島)が得点したことで良しとするのか、非常に微妙だ。 監督が悩んだ末に選んだ3人のOA選手。藤春を最後まで使うべきだった」とし、「OA枠でメンバーに入って、ああいうミスをして、そのまま五輪が終わって しまった。藤春はもうこの五輪で挽回することができなくなり、大きなショックを受けているだろう」とコロンビア戦で痛恨のオウンゴールを犯した藤春(G大 阪)をスウェーデン戦で初めて先発から外し、亀川(福岡)を左サイドバックで先発させた選手起用に首をひねった。

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