【U23】藤春イジられ切り替え!スウェーデン戦へ笑いでイレブン結束

◆男子サッカー▽1次リーグB組 日本―スウェーデン(10日・サルバドル)

サッカー男子日本代表は8日、1次リーグ最終戦となる10日(日本時間11日)のスウェーデン戦へ向けマナウスで練習を再開した。手倉森誠監督(48) やチームメートは2戦目のコロンビア戦でオウンゴール(OG)を献上したDF藤春広輝(27)=G大阪=をイジって激励。練習後にチャーター機で移動し、 9日未明にスウェーデン戦会場のサルバドル入りした。

コロンビア戦後に目を真っ赤にして涙を拭った藤春は、一夜明けて吹っ切れた表情を見せた。「1人が暗いと雰囲気も悪くなるし、なるべく笑えるように。あ んなOGしたら名前を覚えられちゃう」と持ち前の明るさを取り戻した。同点弾を決めた中島が「今度は俺にアシストして」とイジると、96年アトランタ五輪 のナイジェリア戦でOGを献上した秋葉忠宏コーチ(40)は「気にする必要はない」と励ました。手倉森監督も練習前の円陣で「カモシカが鉄砲で撃たれたみ たいだった」と話し、選手の笑いを誘った。

スウェーデンに勝利してもナイジェリア―コロンビア戦の結果次第で1次リーグ敗退が決まるが、藤春は「挽回するチャンス。決勝トーナメントに進んで笑い話にできれば」と前を向いた。とにかく明るい手倉森ジャパンは、タフな精神力が持ち味だ。

また、2戦連発中のエース浅野は、7日のコロンビア戦でフル出場した疲労を考慮し、別メニュー調整した。全体練習後には霜田ナショナルチームダイレク ターと対話し「ストライカーだから満遍なく良いプレーではなく、1点取ることにどれだけ力を注ぎ込めるかが大事」と3戦連発へアドバイスを受けた。

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