【G大阪】蘭強豪オファー蹴った18歳・堂安、今季初出場もチームは第2S初黒星

◆明治安田生命Jリーグ J1第2ステージ第5節 柏3―2G大阪(23日・日立柏サッカー場)

今夏オランダ1部のPSVから獲得オファーを受けたが残留したG大阪のU―19日本代表MF堂安律(18)が、柏戦で今季のJ1初出場を果たした。

1点を追う後半35分、MF大森に代わってピッチへ。「(長谷川監督から)思い切ってやってこいと言われました」とゴールを目指したが、試合終盤で前線 の大型FW、パトリックや長沢にロングボールを放り込む展開の中でシュートチャンスはなし。チームは柏FWクリスティアーノにハットトリックを許して敗 れ、第2ステージ初黒星を喫した。

長谷川健太監督(50)は「失点があまりにも簡単すぎる。クリスティアーノの個の力を、抑えきることができなかった」と守備陣に苦言を呈した。前半9 分、DF丹羽が柏MF武富に競り負けたことが、クリスティアーノのシュート場面につながったことに「センターバックが武富ぐらいの上背(173センチ)の 選手に負けていては話にならない」とばっさり。さらに3失点目もシュートは日本代表GK東口の正面だったが、はじききれなかったことに「GKも防げない ボールではなかった」と指摘した。

一方で今季J1初出場の堂安については「左足でも一発がある選手。あの時間帯、個の力にかけて出しました」とJ3で今季12試合6得点を挙げている得点 力を期待したが、結果にはつながらず。しかし「(17歳でJ1デビューした)去年よりJ1のスピードに慣れてきている。今後また期待したい」と球際での激 しさをみせたプレーを評価。これで3試合勝ち星なし(1敗2分け)と波に乗れないチームにおいて、若い力の台頭に期待していた。

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