【G大阪】宇佐美不発で痛恨ドロー!V絶望的な勝ち点差9 スポーツ報知 6月8日(月)7時4分配信

◆J1第1ステージ第15節 G大阪0─0神戸(7日・万博記念競技場)

首位・浦和が第1ステージ(S)優勝まであと勝ち点1に迫った。FW興梠慎三(28)のゴールで清水を1―0で下し、J1記録の開幕からの無敗を15に 伸ばした。負ければV逸の可能性もあったG大阪はエースのFW宇佐美貴史(23)が不発に終わったが、神戸と0―0で引き分け。代表活動での中断明けとな る20日神戸戦(ノエスタ)で、浦和が引き分け以上なら2004年第2ステージ以来のステージ制覇が決まる。

頼みのエースの沈黙が、全てを物語っていた。日本代表FW宇佐美が今季初となるリーグ戦3試合連続無得点に終わり、スコアレスドロー。G大阪の第1S優勝の可能性は限りなくゼロとなった。

過去の神戸戦では8戦11発と出場全試合で得点したが、この日は敵の厳しいマークにいらだつ場面もあり、今季初のシュート0本。「記録はいつか止まるもの」と本人は気に留めなかったが、エースの不発がチームの結果につながった。

昨季は浦和との最大勝ち点差14を逆転してリーグ制覇。しかし、2ステージ制となった今年の前期は残り3試合(浦和は2試合)で勝ち点差9、得失点差も 浦和が9点リードしており、逆転Vは奇跡が起こらない限り不可能だ。それでも、昨季と比較し、MF遠藤は「一からやり直すわけではないし、常に上位で戦え ている」。年間王者を見据えたここまでの戦いには、一定の手応えも感じ取っている。

長谷川健太監督(49)も「第1Sをあきらめたわけではないが、シーズン通して、という考え方も必要」と語るように、すでに最優先は年間王者という考えはチームに浸透している。

リーグ戦は約2週間の中断期間に入るが、宇佐美、DF丹羽、GK東口は8日から日本代表合宿に合流。宇佐美は「(連戦続きで)コンディションは落として いるけど、こういう中でも戦えないと代表選手はつとまらない」とロシアW杯へのアジア2次予選に向け、気持ちを切り替えた。

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