【J1展望】G大阪×福岡|ホーム直近5試合「3勝2分」の無敗。反転攻勢なるか

G大阪――井手口と藤春は、福岡戦が五輪前のラストマッチに。

J1リーグ2ndステージ・4節
ガンバ大阪×アビスパ福岡
7月17日(日)/19:00/市立吹田サッカースタジアム

ガンバ大阪
2ndステージ成績(3節終了時):4位 勝点7 2勝1分0敗 6得点・2失点
年間成績(20試合終了時):6位 勝点31 9勝4分7敗 28得点・22失点

【最新チーム事情】
●福岡戦は13年のJ2時代を含めて5連勝中。
●丹羽は08~11年の3年半、福岡に所属。主将も務めた古巣との対戦。
●井手口が膝痛で14日の練習を回避するも、翌日はフルメニューをこなした。
●遠藤はJ1通算100ゴールまで、あと1ゴール。

【担当記者の視点】
前節のアウェー大宮戦は、酷暑も相まって決定打を欠き、0-0のスコアレスドローに終わった。崩し切れなかったとはいえ、守備は一定の安定感を保ち、第2ステージはいまだ無敗と復調の兆しが見える。

2戦連続3ゴールと破壊力が光っていた攻撃は、1トップの人選が悩ましい。2節の仙台戦で2ゴールと活躍したパトリックだったが、久しぶりに先発した前節はノーゴールに終わり、攻撃全体の機能性もいまひとつだった。

連戦の疲労を考慮する意図もあり、前節は終盤から出場したアデミウソンが、再び先発に返り咲くか。足もとの技術でパトリックを上回るだけに、前線の基準点となって攻撃を活性化したい。

リオ五輪のメンバーに選出された井手口、OA枠で招集された藤春は、この試合を最後にしばらくチームから離れる。井手口は14日の練習を膝痛で回避し、 回復に専念。福岡戦の回避も囁かれたが、翌日の練習ではフルメニューをこなしており、長谷川監督も起用にGOサインを出した。

一方、スタミナ自慢の藤春は疲れ知らずで、この試合でもフル稼働しそうだ。日本を発つ前の一戦に両者とも意気込んでおり、サポーターに勝利をプレゼントできるか。

福岡――攻守の切り替え時の隙を埋めろ。

J1リーグ2ndステージ・4節
ガンバ大阪×アビスパ福岡
7月17日(日)/19:00/市立吹田サッカースタジアム

アビスパ福岡
2ndステージ成績(3節終了時):12位 勝点3 1勝0分2敗 3得点・6失点
年間成績(20試合終了時):18位 勝点14 3勝5分12敗 14得点・31失点

【最新チーム事情】
●15日、リオ五輪前に行なう福岡での最後の練習とあって、報道陣に囲まれた亀川。意気込みを尋ねられて、「まずはG大阪戦に自分の力のすべてを注ぎたい」とコメント。強い意欲を見せた。
●クラブは12日、オフィシャルスポンサーが1000社に到達したと発表(1014社)。厳しい戦いが続くが、支援体制は着々と広がっている。
●前節はスタメンを6人入れ替えて9試合ぶりの勝ちを手にした。全員がひとつになっての勝利に、ムードは上々。

【担当記者の視点】
勝利から遠ざかっていた福岡にとって、前節・FC東京戦での勝点3はまさに勢いを取り戻すもの。今節も強豪のG大阪戦との戦いで、厳しいゲームになることが予想されるが、チームは前向きなエネルギーで溢れている。

もちろん、依然として自分たちの置かれている状況が厳しいものであることは全員が理解している。「ひとつ勝っただけで順位は変わっていないし、この先も 苦しい試合が続く。チーム一丸となって、サポーターのみなさんと一緒に、残留に向けて戦っていきたい」とは濱田は気を引き締める。

FC東京戦は1失点に抑えたものの、ピンチは多く、守備網を完全に崩される場面も少なからずあった。特に攻守の切り替わりの際の隙を突かれることが多く、三門と末吉の2ボランチがどのようにバランスを取るのか。そして、全員が集中力を保ち続けるかが鍵になるだろう。

また、前節で6人ものメンバーを入れ替えてチームを勝利に導いた井原監督が、どのような采配を振るうのかにも注目だ。

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