【G大阪】2試合3発の強力セットプレー! 「宇佐美→遠藤」のキッカー交代で好転!?

キッカーを務める遠藤は「取れる時は、取れる。取れない試合もたくさんある」と冷静。

 ここのところ、G大阪のセットプレーが脅威を増している。

第2ステージ初戦の鹿島戦では3ゴール、2ゴールがセットプレーから生まれた。1-1で迎えた60分、遠藤保仁の右CKから今野泰幸が頭で合わせて逆転に成功。続く73分、今度は遠藤の左CKに金正也がヘディングシュートを叩き込み、3-1と勝利した。

続く同ステージ2節の大宮戦でも、1ゴールが生まれている。14分、遠藤のFKに米倉恒貴が勢い良く飛び込んでヘディング。この一撃が先制弾となり、チームに勢いをもたらした。

第2ステージに入り、2試合で生まれた6ゴール中、実に3ゴールがセットプレーによるもの。第1ステージは7ゴールだっただけに、2試合で3ゴールはかなりのハイペースだ。今後の戦いにおいても、間違いなく武器になるだろう。

なぜセットプレーからゴールが急増したのか。丹羽大輝は「これまで39番が蹴っていたので」と、キッカーの交代をひとつのポイントに挙げた。

第1ステージでは宇佐美貴史がメインで担当しており、遠藤の蹴る場面は少なかった。今夏に宇佐美が移籍し、再び遠藤がキッカーとなってからゴールが増えたのは、決して偶然ではないだろう。

「(遠藤の)蹴る回数が単純に増えている。回数が増えることで、自ずと感覚的にも研ぎ澄まされているところはあると思う」

もっとも、キッカーを務める遠藤は実に冷静だ。セットプレーからのゴール増加について問われても、「取れる時は、取れる。取れない試合もたくさんある」と至極真っ当な返答をしており、これまでとなんら変わらないといった風情だ。

「今、セットプレーは入る気しかしないし、匂いがだいぶする」(丹羽)

 誰がキッカーを務めるにせよ、G大阪にとって、セットプレーが武器のひとつである事実に変わりはない。2試合で3ゴールと“十八番”になりつつあり、そうした手応えは選手たちも感じているようだ。それは丹羽の強気な発言からも見て取れる。

「今、セットプレーは入る気しかしないし、匂いがだいぶする。もっともっと点を取りたい」

一方、“取れる時は取れる。取れない時は取れない”というスタンスの遠藤も、セットプレーの重要性については力説する。

「セットプレーからたくさん点が取れれば、相手もファウルをしたくないという気持ちになるだろうし、こういう拮抗した試合では重要になる」

次節はアウェーの大宮戦。果たして、3試合連続でセットプレーからゴールが生まれるか。遠藤のキックから目が離せない。

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