【J1ベストイレブン】王者撃破のG大阪から遠藤と今野を選出。2得点・1アシストを決めた神戸のエースがMVP|2nd・1節

全ゴールに絡んだレアンドロは採点『7.5』でMVP。

 J1リーグは7月2日に第2ステージ1節の9試合を行なった。ここでは、その9試合からサッカーダイジェストWeb編集部がセレクトしたベストイレブンを紹介する。

【選出理由】
第1ステージを制覇した鹿島を破ったG大阪から2名を選出。CKから2アシストを記録した遠藤と、本職の守備で球際の強さが随所に効いていた今野を選んだ。

また、2ゴール・1アシストで甲府戦の全ゴールに絡んだ神戸のレアンドロをノミネート。後方からのロングボールに抜け出すと、最後はGKの股間を抜く シュートで先制点を挙げた。さらに3分後、同じようなカウンターからラストパスを受けてゴール左に流し込み追加点。10分で2ゴールと圧倒的な決定力を見 せた。採点は『7.5』。今節のMVPとした。

同じく『7.5』をつけたのが、広島の柴﨑晃誠とP・ウタカだ。前者はアウトにかけたハーフボレーと、股抜きシュートを冷静に沈め、技ありの2ゴール。 後者は1ゴールのほか、ピンポイントで合わせるスルーパスなどで2アシストをマークした。このふたりのコンビネーションは、“阿吽の呼吸”の域に到達しつ つあり、この試合でも相手の脅威となっていた。

【今節のベストイレブン】の採点&寸評

【今節のベストイレブン】
GK
23 中村航輔 7
ハイボールやクロスへの対応は危なげなかった。被シュート数は多かったものの、終始安定したセービングで、しっかりと無失点に抑えた。

DF
5 千葉和彦 6.5
ジェイとマッチアップし、フィジカルと駆け引きを活用して封じ込める。ストッパーとのマークの受け渡しやカバーリングも完璧にこなした。

4 那須大亮 6.5
思うような攻撃を仕掛けられない中で、試合の流れを断ち切る同点ゴールをゲット。見事な駆け引きでマーカーを振り切った。

3 河本裕之 7
相棒の菊地をカバーしつつ、落ち着いて名古屋の攻撃を撥ね返した。試合終了間際には値千金の決勝ゴール! ドローに終わりそうだったチームに勝点3をもたらした。

MF
15 今野泰幸 7
「デュエル」の強度が高く、球際で強さを発揮。セットプレーから勝利を引き寄せる貴重な逆転弾を挙げた後も、本職の守備で随所に“効いていた”。

30 柴﨑晃誠 7.5
こぼれ球にいち早く反応した1点目で勢いに乗ると、鮮やかな連係で追加点を奪ってゲームを掌握。P・ウタカとの連係は“阿吽の呼吸”の域に到達しつつある。

10 大島僚太 7
稀代のコンダクターたる雰囲気を醸し出す。様々な場所に顔を出してパスを受け、散らすだけでなく、常に危険地帯を狙う姿勢で先制ゴールの起点に。54分には一気にギアを上げてボールを持ち上がった。

7 遠藤保仁 7
精力的なハイプレスや、シンプルなパスワークで攻撃にリズムをもたらし、高精度のCKから逆転弾と追加点を演出。足裏を使って小笠原のチェックを軽やかにかわした85分のフェイントはパーフェクトだった。

FW
9 ピーター・ウタカ 7.5
「9.5番」(ストライカー兼ゲームメイカー)として躍動。ゴール嗅覚だけでなく、スペースを突く味方にピンポイントで合わせるスルーパスも絶妙で、1得点・2アシストをマークした。

THIS WEEK MVP
11 レアンドロ 7.5
「狙い通りに、甲府に組織をつくられる前に飛び出せた」先制ゴールをはじめ、3得点すべてに絡む。その上で、フルスピードで守備に戻る場面も複数回あった。

22 池田 圭 7(69分IN)
前線からのプレッシング、背後への飛び出しなど精力的な動きを続けて同点ゴールを挙げる。この1点が逆転への勢いをつけた。

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