G大阪サポレポ vol.36 宇佐美時代、到来 2015/04/12

代表帰り、揃い踏み

 新生・ハリルJAPANの下で活躍した選手たちが、万博の地で躍動した。藤春が豪快なオーバーラップで魅せれば、宇佐美は2ゴールを決めて得点ランクトップに浮上。今野は鬼神のごとく幾度もボールを奪い去り、ダメ押しゴールを決めてみせた。

 今節の勝利は特別なものであると感じている。なぜなら、大黒柱である遠藤が不調の中で快勝できたからだ。

 ハリルホジッチ監督の視察を意識しすぎたのか、それともACL絡みの厳しい日程に苦しんでいるのか。この日の遠藤は絶不調だった。安易なパスミスや、チャージを受けてのボールロストがかなり目立っていた。以前のガンバなら、遠藤のコンディションがそのまま結果となって表れていた。いい意味でも悪い意味でも、「遠藤のチーム」になっていたところがある。しかしこの日は違った。攻撃のスターターとなるくさびのパス、サイドチェンジなど、今まで遠藤が中心で行っていたことを、阿部や倉田、大森が積極的に行い、攻撃を回していた。以前長谷川監督が言っていた「誰が出ても同じように活躍ができる」という言葉をしみじみと実感した試合だった。
宇佐美の時代、到来

 先週のNational A Match Weekは我々ガンバサポにとって最高の1週間だった。バックアップメンバーを含めて5人も招集された代表の試合は見ごたえ十分だった。藤春のフル出場も嬉しかったが、何といっても宇佐美の初ゴールには鳥肌が立った。

 もっとも感動したのは、代表でいきなり宇佐美のチャントが流れたことだ。チュニジア戦に宇佐美が登場すると、いきなり聞きなれたあのチャントがスタジアムにこだました。昨年あれだけ活躍しながらアギーレ体制では全く招集されなかった。サポレポでも何度も宇佐美の代表入りを願ってきたが、叶わなかった。

 しかし、幸か不幸かアギーレが解任されてようやく初招集。苦労に苦労を重ねてようやく代表デビューを果たした男にかけられた大音量のチャント。彼を待っていたのはガンバサポだけではなかった。日本中が、2014年W杯でふがいない成績に終わった日本の救世主として宇佐美の招集を待っていたのだ。

Oh 宇佐美貴史 Oh 宇佐美貴史

Oh 宇佐美ゴール 宇佐美ゴール

宇佐美貴史

 必ずや、その期待に応えてほしい。

 ガンバのエースから日本のエースへ。

 宇佐美の時代が、今、幕を開ける!

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