【J1展望】鳥栖×G大阪|ホームでは3戦3勝。鳥栖は好相性のG大阪を叩き連勝できるか

鳥栖――出鼻を挫くには、セットプレーが鍵になるかもしれない。

J1リーグ・1stステージ16節
サガン鳥栖-ガンバ大阪
6月18日(土)/19:00/ベストアメニティスタジアム

サガン鳥栖
1stステージ成績(15節終了時):15位 勝点14 3勝5分7敗 8得点・13失点

【最新チーム事情】
●直近の公式戦5試合で負けなし。
●右膝を損傷していたキム・ミヌが復調。前節もフル出場と怪我の影響はなさそうだ。
●木曜以外はトレーニングを公開せず。

【担当記者の視点】
5月25日のナビスコカップ・福岡戦から5戦負けなし。前節の名古屋戦はリーグ戦7試合ぶりの勝利と徐々に調子を上げている。7試合ぶりにゴールを挙げ たエース・豊田の奮起も心強い。その勢いを持って、第1ステージでのホーム最終戦を迎える。開幕戦以来、ベアスタでの勝利から遠ざかっており、サポーター に無様な試合は見せられない。

監督や選手にはそんな思いもあるのか。クラブにとっては珍しく、今週は木曜日以外の練習を公開せず、情報漏えいを避けた。調子は上向いているとあって、システム変更や大幅なメンバー変更は考えにくい。

おそらく、トレーニングの主な内容はセットプレーだろう。ここまでリーグ最少の8得点とゴール欠乏症に喘ぐチームにとって、セットプレーは貴重なチャン スとなる。プレースキッカーを富山に変更してから様々なサインプレーが見られ、前節の名古屋戦ではCKに豊田が飛び込んでゴールを挙げた。今節はどんな形 を用意しているのか。G大阪の出鼻を挫くには、最初のセットプレーが鍵となるかもしれない。

G大阪――2戦連続でアデミウソンを1トップ起用か。機能すれば今後のスタンダードに。

J1リーグ・1stステージ16節
サガン鳥栖-ガンバ大阪
6月18日(土)/19:00/ベストアメニティスタジアム

ガンバ大阪
1stステージ成績(15節終了時):6位 勝点23 7勝2分6敗 18得点・15失点

【最新チーム事情】
●長谷川監督はアデミウソンの1トップに手応え。勝利した前節・浦和戦と同様に起用する見込み。
●出場停止明けの米倉が右SBに戻る見込み
●ベアスタでは過去のJリーグでは3戦3敗と相性悪い
●遠藤はJ1通算100ゴールまで、あと1ゴール。

【担当記者の視点】
15節の湘南戦は3-3と派手な撃ち合いを演じたが、10節順延分(15日)の浦和戦は1-0と完封。最終ラインや今野らの好守が光り、浦和の攻撃を封じ込んだ。チームは徐々に復調の兆しを見せており、年間勝点を意識して勝点3を着実に上積みした。

注目は、やはり宇佐美だろう。移籍決定が週明けにも発表されると報じられており、自身も湘南戦、浦和戦と2試合連続ゴールを叩き込むなど好調を維持して いる。今夏の移籍となれば、その勇姿が見られるのは今節と最終節(ホーム名古屋戦)のみ。“ラスト2”の可能性もあるなか、3戦連発の期待が懸かる。

先発に目を転じると、ポイントになるのはアデミウソンだ。浦和戦では最前線で攻撃の起点として存在感を放っており、長谷川監督も一定の手応えを掴んだ様子。2試合連続で1トップに入る見込みだが、機能すれば今後のスタンダートにもなり得る。

唯一の気掛かりは疲労の蓄積か。浦和戦から中2日で試合を迎えるうえ、大阪から鳥栖への移動も相まって、コンディションは決して万全とは言えない。疲労が抜け切らないなか、一定のパフォーマンスを見せられるか。

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