浦和の日本代表ＤＦ槙野智章（２９）が１４日、優勝戦線生き残りへ、新スタジアムを「荒らす」覚悟を示した。２試合未消化ながら、首位・川崎と勝ち点７ 差。リーグ戦で５年ぶりの３戦連続無得点と苦しむ中で、１５日に敵地でＧ大阪戦を迎える。市立吹田サッカースタジアムは今季新設されたばかりだが「試合が 終わって、荒れたピッチになるぐらい激しく戦うことが今の僕たちには必要」と力を込めた。

因縁の相手との対決に自然と気持ちは高まる。昨季はゼロックス杯に始まり、リーグ戦、チャンピンシップ準決勝、天皇杯決勝とタイトルを巡って５度激突。 ペトロヴィッチ監督（５８）も「特別な思いはないが、昨年は五分に渡り合った中で、我々はほとんどの戦いで負けてしまった」と１勝４敗に終わった屈辱を忘れていない。負ければ第１ステージ連覇は絶望的な状況となるが、宿敵を破り、望みをつなぐ。

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