「平常心」で“本拠地”初ゴールを…宇佐美、2戦連発へ「狙っていく」

キリンカップサッカー2016決勝のボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表戦を翌日に控え、日本代表は6日に大阪・キンチョウスタジアムでトレーニングを実施した。

初めて市立吹田サッカースタジアムで開催される日本代表戦。ガンバ大阪FW宇佐美貴史は同クラブの本拠地での一戦を前に、特別な感情は「そんなにはないですね」と言いつつも「狙っていきたいと思います」と、準決勝・ブルガリア代表戦に続くゴールへの思いを語った。

宇佐美はブルガリア代表戦の前半終了間際から出場し、57分にチーム6点目を決めた。「やっぱりゴール前のチャンスの時、重要なのは落ち着くこと。一息 つくことがやっぱ大事だと改めて感じました。あの状況では本当に楽に蹴れていましたからね」とゴールシーンを振り返った宇佐美は「まあ、良い自信になりま すかね。ああいう形ではより落ち着く(のが大事だと)ということをまた改めて痛感しました」と、心理面への影響を明かした。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表の印象については、「上背がありますね。ピンポイントにクオリティーが揃えば、上(空中戦)でもいけると思うんですけ ど、より下(地上戦、グラウンダーのパス等)でやるほうが効果的だと思います」と言う宇佐美。「(相手は)スピードもあまりないと思うので。連動した中で スピード感を織り交ぜながらやれれば、崩せる状況は多く出てくると思います」と、相手の守備を打開するイメージを膨らませていた。

G大阪の本拠地である市立吹田サッカースタジアムで初めて開催される代表の試合。“ホーム”での決勝を前に、宇佐美は「もちろん、ガンバのサポーターが 多く来てくれていればそうですけど、また代表の試合って違う(観客)層というか、いろいろな層の人が来てくれているとは思うので、どれだけ“ホーム感”を 持ちながらやれるかどうかはわからないですね」と冷静に語りつつ、「平常心を保ちながらやろうとは思っていますけど、もちろん、家族や友達も数多く見に来 てくれるので、良いところは見せたいなと思います」と活躍を誓った。

宇佐美はまだ、市立吹田サッカースタジアムでゴールを決めていない。代表のユニフォームを着て“初ゴール”を決めることができるか。宇佐美は「決められ れば、決めたいですね。代表で一発目が決まるというのも自分らしいと思いますし。狙っていきたいと思います」と、得点への意欲を語った。

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