G大阪遠藤、カズ超え19年連続弾でJ1通算99点

<明治安田生命J1:G大阪2-1磐田>◇第1ステージ第12節◇13日◇吹田S

G大阪MF遠藤保仁(36)が98年のプロデビューからJ1、J2合わせて歴代最長となる19年連続ゴールを決めた。磐田戦の後半21分に右足で決勝点を挙げ、J1通算99得点とした。チームはホームでの公式戦連敗を5で止め、暫定8位に浮上した。

頼れる男の1発だった。前線で張っていた遠藤はFWパトリックが頭でそらしたボールを見逃さなかった。一瞬でDFの間から抜け出し右足で決めた。「ダイレクトで打てるところにうまく落としてくれた。コースが見えたので流し込むだけだった」。いつも冷静な主将が感情を爆発させ、仲間と両手を上げて喜んだ。

これでJリーグ19年連続得点。FWカズ(横浜FC)の最長記録を抜いた。J1通算100点にも王手。「もっとゴールの数も増やしていければ」。36歳は記録更新に意欲的だった。

3月11日の大宮戦以来、2カ月ぶりにつかんだ本拠2勝目。遠藤は「ホームで勝ちたいのがみんなの気持ち」と味をかみしめた。この日は主戦場のボランチではなく、トップ下で先発。大黒柱がゴールに近い位置で働いたことで攻撃が活性化した。「安定してこれぐらいの力を出さないといけない」。チームを軌道に 戻したのは、やはり遠藤だった。

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