＜明治安田生命Ｊ１：福岡０－１Ｇ大阪＞◇第８節◇２４日◇レベスタ

Ｇ大阪のＦＷ宇佐美貴史（２３）が技ありの決勝弾で勝利へ導いた。敵地の福岡戦で後半３４分、右サイドのカウンターからＦＷパトリック、中央のＭＦ阿部とつないで、阿部からのパスを宇佐美が右足で決めた。ＤＦの守備にあいながら、ゴール右に蹴りこんだ。

「相手ＤＦが戻りながら守備をしていたので、待っていればＧＫとＤＦが重なる瞬間がある。後はコースが空く瞬間に、（その）コースに（シュートを）振れるかどうか。冷静に思うことができたし、選択肢と落ち着きも悪くなかった」

今季２度目のベンチスタート。後半２２分からの出場ながらエースらしく短い時間で結果を出した。

１９日のＡＣＬ水原（韓国）戦では先制の好機でＰＫを外し、チームは敗戦。１次リーグ敗退となった。宇佐美は試合後のロッカールームでチームメートに泣きながら謝罪。中４日で自らを奮い立たせて、切り替えた。

「（ＰＫを外し、今回決めて）神様は意地悪やな。逃げずに（失敗を）考えて、またやっていこうとしていた。そういう経験ができて財産になる。前の試合で負けさせてしまったから、次の試合で勝たしていけばいいと思っていた」と、少し肩の荷が下りたようだった。

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