【J1】ACLの悪夢を払拭する一発! エース宇佐美の技ありゴールでG大阪が福岡を下す

「自分が結果を出して勝たせなければいけない」

 J1リーグは4月24日、第1ステージ・8節の9試合を開催。レベルファイブスタジアムでは、福岡とG大阪の試合が13時にキックオフされた。

4月19日の水原三星戦に1-2で敗れ、ACL敗退が決定したG大阪は、エースの宇佐美がベンチスタート。最前線で起用されていた長沢もスタメンを外れ、代わってパトリック、呉屋の2トップでスタートした。

試合は序盤の9分、11分に福岡が二度のヘディングシュートでゴールを狙うが、得点を奪い切れない。すると、ここからG大阪がボールを支配してゲームを進める。

G大阪は倉田、遠藤から前線へのボール供給でチャンスを作るが、福岡もGKイ・ボムヨンを中心に堅守で対抗。前半を0-0で折り返す。

後半もG大阪がボールを支配するが、福岡も徐々にカウンターで活路を見出そうとする。そして互いに決め手を欠くなか、G大阪は67分に呉屋に代えて宇佐美を投入。その宇佐美が粘り強く凌ぎ続けてきた福岡の牙城を崩す。

79分、カウンターから持ち上がったオ・ジェソクが最終ラインの裏へ飛び出したパトリックへつなぐ。パトリックから阿部とつなぎ、ボールはペナルティエ リアに進入してきた宇佐美の足もとへ。宇佐美は、対峙した實藤と駆け引きをしつつ、一瞬の隙を突いて右足のシュートを放つと、ボールは右ポストを叩いて ゴールに吸い込まれた。

先制したG大阪は、最後まで危なげなく1点を守り切り1-0で勝利。勝点を12に伸ばした。公式戦ここ5試合で1勝4敗と不振に陥っていたチームにとっては、大きな1勝と言えそうだ。一方の福岡は、またも初勝利を手にすることはできなかった。

「(ACLでは)自分の結果で負けてしまったので、自分が結果を出して勝たせなければいけないと思っていた」と力強く語ったエースの一発が、勝敗を分ける形となった。

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