【J1展望】1stステージ・8節|福岡 – G大阪|“良くない流れ”を断ち切る勝利がほしい両クラブの激突!

福岡――強豪相手に大切なのは「気持ちで負けないこと」。

J1リーグ1stステージ・8節
アビスパ福岡 – ガンバ大阪
4月24日(日)/13:00/レベルファイブスタジアム

アビスパ福岡
1stステージ成績(7節終了時):17位 勝点3 0勝3分3敗 4得点・8失点

【最新チーム事情】
●G大阪戦では「がんばろう九州・熊本」をテーマに、スタジアム内で募金活動やチャリティーグッズの販売などを行なう。
●ナビスコカップの4節・仙台戦では、邦本、冨安ら若手が活躍。
●チーム内競争が活性化。良い刺激のなかでトレーニングを重ねる。

【担当記者の視点】
試合を重ねるごとに少しずつ進歩を感じさせる福岡だが、やはり最も必要なのが“勝利”なのは間違いない。そんななかで迎えるG大阪戦は大きな山場。Jリーグ屈指の実力チームから、どのようにして勝利を奪うのか。福岡にとっては、非常に難しい試合になる。

そんな試合に向けて、「90分間ひたむきに、挑戦者の気持ちを失うことなく戦う。スタジアムに足を運んでくれる人たちのためにも、戦う気持ちが溢れる試合をする必要があるし、そういう試合をすることで、被災地の方々の勇気につながればと思う」と井原監督。

2節・浦和戦では気持ちで負けてしまっていた面もあったが、同じことを2度と繰り返してはならない。ポイントは先制点。大観衆で埋まるレベルファイブスタジアムの声援を力に変え、堂々と戦う姿を見せて、九州に、熊本に勇気を届けてほしい。

G大阪――エースとチームの復調。この“二兎”を得られるか。

J1リーグ1stステージ・8節
アビスパ福岡 – ガンバ大阪
4月24日(日)/13:00/レベルファイブスタジアム

ガンバ大阪
1stステージ成績(7節終了時):8位 勝点9 3勝0分4敗 8得点・8失点

【最新チーム事情】
●19日のACL・水原三星に1-2と敗れ、グループリーグ敗退が決定。
●長谷川監督は、水原三星戦でPK失敗の宇佐美を休ませる可能性も示唆。
●水原三星戦で、怪我を抱えながら強行でベンチ入りした井手口。現在は怪我の回復を優先。
●20日の練習試合・関大戦で、CBの岩下が安定したプレーを披露。今季初出場の可能性も。
●右SBは、米倉に代わって初瀬の先発も。

【担当記者の視点】
チームの流れは悪い。3月のACL・上海上港戦を皮切りに4連敗を喫するも、6節の仙台戦は長沢、宇佐美、アデミウソンのゴールで3-1と勝利。ようやく波に乗るかと思った矢先、7節の柏戦に0-1で敗れると、続くACL水原三星戦も落とし、早々にACL敗退が決まった。「アジア制覇」を掲げたチームの 野望は、開幕から2か月で潰えたのだ。

選手たちは一様に気持ちの切り替えを口にするが、なかでも気掛かりなのが宇佐美だろう。19日の水原三星戦でPKを二度失敗し、決定機も外しており、敗戦の責任を痛感している。長谷川監督は、宇佐美の精神状態次第では、福岡戦で起用しない可能性を示唆している。

またコンディションなどを考慮し、他のポジションでも入れ替えは十分あり得る。右SBは米倉に代わり、ルーキーの初瀬が起用か。活きの良い若手が躍動し、チームを活性化するか注目だ。

もっとも、悪い流れを断ち切る意味で、今節は最大のチャンスだろう。福岡は今季いまだリーグ未勝利で、G大阪にとっては格好の“カモ”になり得る。また 岩下が長期離脱から戻る可能性があり、反撃態勢を整えるための追い風が吹いている。快勝して、いかに悪いイメージを払拭できるか。ただし、「負けられない」というプレッシャーが悪い方向に転べば、福岡に足をすくわれても不思議はない。

エースとチームの復調――。この“二兎”を得られるかに注目が集まる。

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