G大阪、未勝利のままACL敗退…宇佐美が痛恨のPK失敗、今野の反撃弾実らず

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージ第5節が19日に行われ、ガンバ大阪と水原三星(韓国)が対戦した。

G大阪はACLでここまで4試合を戦い2分2敗の未勝利。勝ち点「2」でグループG最下位に沈んでいる。わずかに残す逆転突破は、同日の遅い時間に行わ れる試合で、首位の上海上港(勝ち点9)が2位のメルボルン・ビクトリー(勝ち点6)に勝利することが前提。その上で、G大阪は今試合で引き分け以上が必 要で、負ければ敗退が決定する。

G大阪の先発メンバーには、GK東口順昭、藤春廣輝、丹羽大輝、金正也、今野泰幸、オ・ジェソク、遠藤保仁、藤本淳吾、アデミウソン、宇佐美貴史、長沢駿が名を連ねた。

試合は、G大阪が序盤から押し込まれる展開が続く。最初に作ったチャンスは28分。左サイドの宇佐美、中央のアデミウソンと繋ぎ、最後はペナルティエリ ア内右でパスを受けた藤本が右足シュートを放つが、相手DFにブロックされた。だが、35分に丹羽が敵陣エリア内右で倒されてPKを獲得。キッカーの宇佐 美はゴール左を狙うが、GKノ・ドンゴンに読まれてセーブされる。しかし、GKが早く動いたとの判定で蹴り直しに。宇佐美が今度はゴール右に蹴り込むが、 再びGKノ・ドンゴンに読まれてキャッチされた。前半はこのままスコアレスで折り返す。

後半立ち上がりの49分に試合が動く。水原三星は、パス交換からエリア内左に抜け出したサントスが、右足シュートをゴール右隅に突き刺した。先制を許し たG大阪は57分、さらにリードを広げられる。今野がハンドの判定でPKを献上。これをサントスに落ち着いてゴール右隅に沈められた。

G大阪は2失点を喫した直後の59分、アデミウソンと長沢を下げて、倉田秋とパトリックを投入し、反撃を狙う。73分、右サイドのオ・ジェソクがクロス を供給。中央でフリーの宇佐美がヘディングで合わせるが、シュートは枠の右に外れた。直後にオ・ジェソクを下げて米倉恒貴を投入し、交代枠を使い切った。

88分、エリア手前中央でFKを獲得したG大阪は、藤本が直接狙うが、GKノ・ドンゴンにセーブされた。だが直後の89分、ついに反撃が実る。藤本が左 サイドからクロスを供給。中央で競り合い、パトリックがヘディングで落とすと、反応した今野がダイレクトボレーをゴール右に突き刺した。

G大阪は1点差に迫ったものの、このままタイムアップを迎え、1-2で敗戦。ACL未勝利のまま敗退が決まった。

G大阪は5月3日に行われるACLグループステージ最終節でメルボルン・ビクトリーとのアウェーゲームに臨む。

【スコア】
ガンバ大阪 1-2 水原三星

【得点者】
0-1 49分 サントス(水原三星)
0-2 57分 サントス(水原三星)
1-2 89分 今野泰幸(G大阪)

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