新スタで白星遠いG大阪…MF遠藤「ここでやるときは絶対的な力を相手に示さないと」

[4.15 J1第1ステージ第7節 G大阪0-1柏 吹田S]

「なかなかホームで勝てない中で、サポーターは勝利を待ち望んでくれている。そういうサポーターの気持ちに応えられないのは大変申し訳ない」。試合後の会見でガンバ大阪の長谷川健太監督は開口一番、試合後に盛大なブーイングで選手を迎えたサポーターへ弁明した。

「悪くはないけどエンジンがかからない」「攻守の噛み合わせがまだ悪い。攻撃でもう少しビッグチャンスをつくらないと」。指揮官は黒星が先行する現状を分析する。

MF遠藤保仁は「アウェーでも勝てていない」と自嘲するが、2016年から新たなホームとなった市立吹田サッカースタジアムで特に苦戦しており、この日 で戦績は1勝1分4敗に。選手からの要望で芝の長さを変更して柏戦に臨んだというが、結果に結びつけることができなかった。「ここでやるときは絶対的な力を相手に示さないといけない」。遠藤はG大阪があるべき姿を強調した。

遠藤も長谷川監督も「得点のシーン以外決定機はつくらせていない」と守備面には問題をみていない。「自分たちのテンポをつくれない。相手どうこうじゃない」。エースのMF宇佐美貴史は勝てない理由を攻撃面に求める。実際、後半26分に1点のビハインドを背負いながらも、G大阪の後半のシュート数はわずか 3本だった。

4日後には再び市立吹田サッカースタジアムで、ACL・水原三星(韓国)戦を戦うG大阪。引き分け以下でグループリーグ敗退が決定。勝っても他のチーム の結果如何では決勝トーナメントへの道が閉ざされてしまう。それだけに柏戦で勢いをつけたかったが、「全力で勝利に向けてやるだけ」と宇佐美はホームでの 大一番に、気持ちを切り替えていた。

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