【G大阪】復帰の丹羽が堅守で勝利貢献「バタバタせず、落ち着いてやろう」

◆明治安田生命Jリーグ J1第1ステージ第6節 仙台1―3G大阪(10日・ユアテックスタジアム)

G大阪のDF丹羽大輝(30)が10日、仙台戦で、2月28日の鹿島戦で負った右鎖骨骨折から復帰し、チームの勝利に貢献した。

チームは前半16分までにFW長沢、MF宇佐美、アデミウソンのゴールで3点を奪ったが、その後は一方的に押し込まれ、シュート数はG大阪の6本に対 し、仙台に23本も許す展開に。しかし「バタバタせずに、落ち着いてやろうと心がけていた」と丹羽。センターバックとして守備の中心を担い、失点をPKで 与えた1点のみに抑え、3―1で公式戦5試合ぶりの勝利をつかんだ。

骨折後、カルシウム摂取のために乾燥桜エビをクラブハウスにも持ち込んで食べるなど、早期復帰に向けて全力を尽くしてきた丹羽。復帰戦でいきなりFW ウィルソンら、フィジカルの強さが武器の仙台FW陣と激しい競り合いをみせたが「まったく不安はありませんでした。経験も積んでいますし」と笑顔。鹿島戦 では相手選手ともつれ合っての転倒により骨折したが、この日は「子供と一緒に、家で受け身の練習をしてきた」との言葉通り、転倒してもダメージを負わない 受け身も披露した。

丹羽が復帰してセンターバックに入ったことで、今季ここまでセンターバックに入っていたMF今野が本来のボランチに戻り、アデミウソンのゴールをアシス トするなど攻守で存在感を発揮。リーグ、ACLで苦しい序盤戦を過ごしているG大阪だが、やっと本来の力を発揮できる体制が整ってきた。

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