【J1展望】1stステージ・6節|仙台 – G大阪|巻き返しを狙う両チーム。攻撃陣の奮起が勝負を左右する!?

仙台――第3GK・石川慧のパフォーマンスが鍵を握る。

J1リーグ・1stステージ6節
ベガルタ仙台 – ガンバ大阪
4月10日(日)/14:00/ユアテックスタジアム仙台

ベガルタ仙台
1stステージ成績(5節終了時):13位 勝点6 2勝0分3敗 4得点・7失点

【最新チーム事情】
●GKの六反と関が負傷中。石川慧がナビスコカップの鳥栖戦に続いて先発の見込み。
●サブGKは8日に特別指定選手登録された田中勘太の見込み。
●フィールドプレーヤーは前節から変更なしが濃厚。

【担当記者の視点】
6日に行なわれたナビスコカップの鳥栖戦は苦しい内容ながら、土壇場でキム・ミンテのゴールで追いついた(△1-1)。予選Bグループで首位を走るが、リーグ戦ではなかなか調子が上がらない。前節・広島では0-3と完敗しており、G大阪戦は必勝を期して臨む。

だが、チーム状況は芳しくない。GKでは六反の負傷に続いて、関も右股関節付近筋肉の肉離れで全治5週間の診断。J1初出場となる石川慧にゴールマウス を託さねばならない。ただ、鳥栖戦では安定したパフォーマンスを披露している。終盤には豊田のヘディングを左足で止めるビッグセーブを見せて、勝点1奪取 に大きく貢献。G大阪戦を前にして、「ホームの応援を力に変えて、良いプレーを見せたい」と意気込んでいる。

開幕戦以降、複数得点のない攻撃陣では、ウイルソンやハモン・ロペスのコンディションが上がっているのが好材料。力強い突破で相手守備網を破壊し、ゴールを奪いたい。

G大阪――戦線復帰の丹羽は先発濃厚。チームの苦境を救う“救世主”となるか。

J1リーグ・1stステージ6節
ベガルタ仙台 – ガンバ大阪
4月10日(日)/14:00/ユアテックスタジアム仙台

ガンバ大阪
1stステージ成績(5節終了時):12位 勝点6 2勝0分3敗 5得点・6失点

【最新チーム事情】
●6日のACL・上海上港戦にも敗れ、公式戦は4連敗中と低調な出来。
●上海上港戦後、長谷川監督は先発の入れ替えを示唆。
●エース宇佐美は9試合ノーゴールと不振に陥る。
●鎖骨骨折から復帰のCB丹羽がメンバー入りへ。先発の可能性は高い。
●序盤戦ですでに3敗。昨季第1ステージの最終結果と並ぶ(9勝5分3敗)。

【担当記者の視点】
開幕から一向にチーム状態が上向かず、直近の公式戦では4連敗と低空飛行を続ける。エースの宇佐美は9試合ノーゴールと不振を極め、攻撃も機能しないの が悩みの種だ。リーグ戦ではすでに3敗を喫し、昨季第1ステージの敗戦数と並ぶ。この閉塞感を打破するためにも、ここで勝利を掴んで弾みをつけたい。

朗報は、鎖骨骨折で戦線を離れていたCB丹羽の復帰だ。メンバー入りは確実で、状態次第では先発もあり得る。丹羽が戦線に戻る意味は大きい。これまで CBに回っていた今野がボランチに返り咲けば、中盤の安定化が期待できる。その結果、守備はもとより、攻撃にも好影響を与えるはずだ。

リーグ戦は12位に沈み、ACLもグループステージ敗退の危機に瀕する。ムードメーカーの丹羽が“救世主”となり、ここから巻き返しとなるか。

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