【J1展望】1stステージ・5節|G大阪 – 横浜|古巣戦に燃えるアデミウソンと藤本。横浜の注目は“新助っ人コンビ”

G大阪――公式戦8試合連続ノーゴールの宇佐美。待望の一撃が生まれるか。

J1リーグ1stステージ・5節
ガンバ大阪 -横浜F・マリノス
4月2日(土)/19:00/市立吹田サッカースタジアム

ガンバ大阪
1stステージ成績(4節終了時):7位 勝点6 4勝0分2敗 4得点・4失点

【最新チーム事情】
●2月末に右鎖骨を骨折したDF丹羽が復帰し、3月29日から全体練習に復帰。ただ、横浜戦のベンチ入りは微妙か。
●3月29日の日本対シリア戦で宇佐美が太ももを打撲。先発する見込みだが…。
●今季新加入のアデミウソン、藤本にとっては、昨季まで所属した古巣との初対決。
●この試合が、これから始まる11連戦の初戦に。

【担当記者の視点】
注目はアデミウソンと藤本だ。ともに古巣との初対戦を迎えるなか、2列目で先発の見込み。ここまで思うように結果を残せていないが、この一戦が起爆剤となる可能性もある。左足を痛めていたアデミウソンの状態は上がっており、見どころのひとつとなりそうだ。

代表から復帰した宇佐美、東口、藤春の3人は先発の見込み。宇佐美は代表戦を含めて、公式戦8試合ノーゴールと不発が続く。パトリックと2トップを形成するなか、待望の一発が生まれるか。エースが決めれば、チームも勢いに乗れるはずだ。

今季の4得点は長沢、阿部、今野、金が決めており、そのうちの2ゴールはCBの今野と金によるもの。宇佐美をはじめ、パトリックやアデミウソンら主軸に ゴールが生まれていないのは懸念材料。ただ裏を返せば、攻撃を中心である彼らが結果を残し始めた時、ようやくチームの“本来の姿”が見られるだろう。

横浜――“新助っ人コンビ”がもたらす化学反応に期待。

J1リーグ1stステージ・5節
ガンバ大阪 - 横浜F・マリノス
4月2日(土)/19:00/市立吹田サッカースタジアム

横浜F・マリノス
1stステージ成績(4節終了時):5位 勝点7 2勝1分1敗 5得点・4失点

【最新チーム事情】
●新加入のカイケとマルティノスは揃って先発デビューする公算が高い。前者は1トップ、後者は右MFに入る。
●日本代表から帰還した齋藤が好調。海外組との共同生活に刺激を受けた様子で、爆発に期待がかかる。
●左足首に痛みを抱えている中村は問題なく先発できそうだ。
●右足首痛の三門は遠征メンバーから外れる見通し。

【担当記者の視点】
カイケ、マルティノスの“新助っ人コンビ”がチームにどんな化学反応をもたらすのか――。

ともにトレーニングを精力的にこなしており、マルティノスに関しては、登録が完了すれば、G大阪戦で先発するはず。当然ながら、ふたりとも連係面では小さくない不安を残すが、得点力不足に悩む攻撃陣に刺激を与えてくれる存在であるのは間違いない。

もうひとつの焦点は守備面。直近のナビスコカップ・川崎戦はスコアレスドローに終わったが、今季初の“公式戦無失点”を達成した。この流れをリーグ戦にも持ち込めるか。

4節を終えてリーグ戦では連続失点中と、堅守を伝統とするチームとしては不甲斐ない結果である。しかし、圧巻の攻撃力を誇るG大阪を相手に“ゼロ”で抑えられれば、大きな自信となるはず。中澤を中心とした最終ラインの粘り強い対応に期待したい。

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