“Gキラー”小川復活の1発!神戸、3年ぶりガンバ倒した

明治安田J1第1ステージ第4節第1日(19日、神戸2-1G大阪、ノエス)神戸はG大阪に2-1で2013年5月以来となる勝利。今季初の阪神ダービー を制し、2勝目を挙げた。昨季後半に右足首を負傷し、今季初先発のFW小川慶治朗(23)が約1年ぶりの復活ゴール。川崎は元日本代表MF中村憲剛 (35)の2得点などで甲府に4-0で完勝し、首位を守った。

シュート直前、FW小川の周りだけ時間がゆっくりと流れた。相手GK東口の動きを見て、冷静に左足でゴール。次の瞬間、スタジアムが喜びを爆発させた。

「クロスがスローモーションにみえて、うまくとらえられた。ずっとガンバに勝てていなかったので、特別な思いはあったし、自分のゴールで勝てたので最高です」

今季初の阪神ダービー。前半36分。左サイドからエリア内に切り込んだMFペドロジュニオールのクロスを逆サイドで待ち構えた。「どフリー過ぎて、外せないという緊張感があった」。約1年ぶりの得点は、貴重な先制ゴールとなった。

「帰ってくるだけでなく、チームとしても、個人としても結果が大事になる」

昨季、後半に右足首痛で戦線離脱。今季開幕戦もベンチ外で見つめた。2戦目で途中出場し、この試合で今季初先発。神戸のエースナンバー「13」を背負う 23歳が、待ちわびたサポーターにいきなり元気な姿をみせつけた。ネルシーニョ監督も「これからのチームにとって大切な役割を担う。得点できたのはよかっ た」と称賛した。

かつてG大阪に所属したMFペドロジュニオールやFWレアンドロがMF遠藤をマーク。攻撃を組み立てさせず、中盤でボールを保持して優位に立つと、ペドロジュニオールが守備を崩し、レアンドロの2点目も演出した。

G大阪戦での勝利はJ2時代の2013年の5月6日(ノエスタ)以来。同戦でもゴールを決めた小川は、J初ゴールも10年10月のガンバ戦だった。G大阪相手に通算9戦4発。“Gキラー”ぶりを発揮した。

「(この勝利は)価値はありますけど、浮かれていたらダメ」

暫定8位のG大阪を超えて7位に。スピードスターの復活が、さらなる浮上の足がかりとなる。

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