強心臓発揮のルーキー初瀬がデビュー戦アシスト、長沢も「抜群のボール」と感謝

[3.6 J1第1ステージ第2節 甲府0-1G大阪 中銀スタ]

ガンバ大阪が今季公式戦5試合目で待望の初勝利を挙げた。アウェーで甲府に1-0で勝利。FW長沢駿の決勝点をアシストしたのが、この日プロデビューを飾った高卒ルーキーのDF初瀬亮だった。

前半36分、MF遠藤保仁が左サイドに展開。オーバーラップしてきた18歳の左サイドバックがピンポイントのアーリークロスを送り、長沢が頭で合わせた。

今季、G大阪ユースからトップチームに昇格した初瀬がプロデビュー戦でいきなりアシストを記録。「急に先発になったけど、(吹田サッカースタジアムの) こけら落とし(2月14日に行われた名古屋とのプレシーズンマッチ)で“デビュー”できて、緊張は和らいでいたし、Jリーグのいい緊張感の中でできた」と 強心臓ぶりを発揮した。

試合後は長沢と並んでヒーローインタビューに応じ、アシストの場面については「試合前から『あそこに入ってほしい』というのは話していたし、そのとおり に点が入って良かった」とコメント。長沢も「(初瀬)亮がいいボールをくれた。抜群のボールで、自分は当てるだけだった」と感謝した。

この日は連戦を考慮してDF藤春廣輝がメンバー外となり、初瀬にチャンスがめぐってきた。「チャンスは絶対に来る。そこでどれだけ結果を出せるか。日々の練習から100%でやることでJリーグやACLにつながっていくと思う」。18歳のルーキーは力強く話していた。

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