G大阪 大卒新人FW呉屋、上々プロデビュー 無得点に悔しさも

◇明治安田生命J1第1S第2節最終日 G大阪1―0甲府(2016年3月6日 中銀スタ)

決勝アシストのDF初瀬だけではなく、大卒新人FW呉屋(関学大)も上々のプロデビューを飾った。後半34分から2トップの一角として出場。ポスト右をかすめるヘディングシュートを放ち、関西大学リーグ3年連続得点王の片鱗を見せつけた。

鳴り物入りで入団したが、ここまでベンチ入りすらなし。「悔しかった。その思いをぶつけたい」と、やっと巡ってきたチャンスに人一倍の気合を入れてい た。1―0でなかなか追加点が奪えない状況に「どこかで出番もらえるかな…」とイメージを膨らませて準備。長谷川監督から声が掛かった時は、緊張感よりも最初で最後のチャンスと“背水”の思いでピッチに立った。

相手の裏スペースへの抜け出しや、裏をかく動き出しで持ち味は発揮。「これが第一歩だけど結果を出せなかったのはふがいない」。ゴールハンターは無得点に悔しさばかりが口を突いたが、得点への貪欲さは新人離れしている。プレースタイルだけではなく、そのメンタリティーも今後、G大阪の大きな戦力になりう る可能性を示した。

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