【J1展望】1stステージ・2節|甲府-G大阪|幸先良いスタートを切った甲府と波に乗れないG大阪。宇佐美、アデミウソン、藤本らアタッカーたちは、甲府の堅守をこじ開けられるか?

甲府――堅守でG大阪の攻勢をどこまで凌げるか。

J1リーグ1stステージ・2節
ヴァンフォーレ甲府-ガンバ大阪
3月6日(日)/13:00/山梨中銀スタジアム

ヴァンフォーレ甲府
1stステージ成績(1節終了時点):1位 勝点3 1勝0分0敗 2得点・0失点

【最新チーム事情】
●黒木が左太もも裏の張りを訴え、別メニュー調整。ボランチには、B・セレスキーの起用が濃厚。
●2月1日に右膝関節炎を手術した石原が、今週から全体練習に合流。
●新加入DFジウトンとの契約を解除。第1登録期間内(4月1日まで)に、新たな外国籍選手の獲得を目指すことに。

【担当記者の視点】
神戸との開幕戦では、堅守速攻が機能し2-0で勝利。「相手の戦い方に対して、ウチのやり方がはまった部分もある」と、佐久間監督は手放しでは褒めなかったが、実力未知数だったニウソンが前線の基準点として機能するなど、ある程度収穫も得られた。

良い流れのまま迎える今節は、ホームに昨季年間2位のG大阪を迎える。鹿島との開幕戦を落とすなど波に乗り切れていないようだが、タレントの質、チームの実力を見ても、一枚も二枚も上回る相手なのは確かだ。

もちろん、その点は選手、監督も折り込み済みで、劣勢を強いられる可能性は高い。今週のトレーニングではセカンドボールへの反応、ポジショニングなど細 部を入念にチェックしながら備えたなか、相手の攻勢をどこまで凌げるかがポイントになる。本領を発揮し切れていない宇佐美、パトリックらを勢いに乗らせ ず、自慢の堅守とクリスティアーノを活かしたカウンターで活路を見出したい。

G大阪――負傷明けの西野が今季初先発か。2列目の爆発に期待したい。

J1リーグ1stステージ・2節
ヴァンフォーレ甲府-ガンバ大阪
3月6日(日)/13:00/山梨中銀スタジアム

ガンバ大阪
1stステージ成績(1節終了時):13位勝点00勝0分1敗 0得点・1失点

【最新チーム事情】
●長谷川監督はメンバーのローテーションを明言。負傷明けのCB西野が今季初先発も。
●2日のACL・メルボルン戦は1-1の引き分け。今季開幕4試合で2分2敗といまだ勝利なし。
●メルボルン戦で攻守に奮闘したMF井手口を、視察した日本代表のハリルホジッチ監督が高評価。
●宇佐美は甲府戦で、14年から4戦4ゴールと好相性。

【担当記者の視点】
2日のACL・メルボルン戦は遠藤のヘディングシュートで引き分けに持ち込んだが、今季は開幕4試合で2分2敗と波に乗り切れていない。新戦力のアデミウソンや藤本を組み込みながら、組織の再構築に苦戦している印象だ。

収穫のひとつは、井手口のパフォーマンスだろう。球際で強さを発揮し、攻撃の起点にもなるなど攻守に奮闘。試合を視察した日本代表のハリルホジッチ監督も、そのプレーを高く評価している。

長谷川監督はターンオーバーを示唆しており、甲府戦では数人の入れ替えがありそうだ。なかでも注目は、負傷明けのCB西野。徐々にコンディションを上げており、当日まで問題がなければ、甲府戦で今季初先発を飾る可能性もある。2列目は宇佐美、アデミウソン、藤本が並ぶ。連係面に不安を残すなか、今季初の爆発を期待したい。

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