Ｊ１ヴァンフォーレ甲府のＧＫ河田晃兵（２８）が４日、韮崎市内での練習後、６日に古巣のＧ大阪と対戦するホーム開幕戦はフル稼働でゴールを死守する意欲を示した。２月２７日の開幕戦・神戸戦（２○０）に続く２試合連続無失点を狙う。

「忙しくなるのは間違いないです」。１４年など３季在籍したＧ大阪の攻撃陣はよく知っている。日本代表ＦＷ宇佐美貴史、ブラジル人ＦＷパトリックらの シュートを練習で受けてきた。「クオリティーはすごく高いです。無失点で抑えるのは難しいと思いますが、最善を尽くします」。気負う訳でもなく、謙虚すぎ る事もない。現実を直視し、静かに闘志を燃やした。

甲府にとって、甲府戦４試合連続得点中の宇佐美は天敵でもある。昨季、河田はホーム戦は出場していないが、７月１１日のアウェー戦はＰＫを決められ、 １―２で敗れた。「（宇佐美だけを）特に意識することはないです。誰に入れられても１失点は１失点ですし、勝ち点を失うことにつながる。誰にもやられたく ないですよ」。実力を認める古巣相手の無失点は格別な味に違いない。

ＤＦラインとの協力は不可欠である。「シュートを打たれるにしても、コースが限定されるようなプレッシャーがかかるようにしたいです」。細やかなコーチ ングで守備陣との連係を図る。「最後まで勝ち点の可能性がある試合をしたいです」。最低限の勝ち点１をキープし、開幕２連勝につなげる。

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