【ACL】遠藤のゴールは実らず。G大阪がホームでメルボルンと引き分け、公式戦未勝利が4に
ACLのグループステージ第2戦が3月2日、各地で行なわれた。19時キックオフのゲームでは、G大阪がオーストラリアのメルボルン・ビクトリーをホームに迎え撃った。
2月20日のゼロックス・スーパーカップから勝星がないG大阪は、遠藤や宇佐美らがスタメン出場。怪我で離脱中の丹羽と、まだコンビネーションが噛み合っていないアデミウソン以外は、ベストと言える布陣で臨んだ。
しかし、そんな必勝態勢のホームチームは、開始わずか3分にセットプレーから失点してしまう。CKに合わせたアンセルのシュートをオ・ジェソクがブロックしたが、こぼれ球に反応したアンセルに再びシュートを打たれ、ネットを揺らされた。
いきなりビハインドを背負ったG大阪はその後、1トップのパトリックを起点に攻撃を仕掛ける。しかし、ゴールを奪えないまま、0-1で前半を折り返した。
仕切り直しの後半は、立ち上がりからG大阪が攻勢に出た。高い位置からのプレスで相手のミスを誘いつつ、ボールを奪えばボランチが上手く時間を作ってサイドに展開。左SBの藤春が積極的にオーバーラップして圧力をかけた。
そうした流れのなか、G大阪にゴールが生まれたのは57分だった。CKのチャンスに、合わせたのは遠藤だ。ニアに選手が密集するなか、ひとりファーサイドで待ち構え、どフリーでヘッドをねじ込んだ。遠藤にしては珍しい頭でのゴールで、試合を振り出しに戻した。
このゴールでリズムを掴んだG大阪は、終了間際にもビッグチャンスを作るが、相手GKの好セーブにあってゴールならず。そのまま1-1で試合は終了した。
同点弾を挙げた遠藤は、「ホームで勝点3を目標にしていたので残念な結果だった」。G大阪は、これでACL2試合連続でのドロー。ゼロックス・スーパーカップを含めた公式戦でも、いまだ未勝利(2分2敗)と苦しい状況が続いている。