【ACL】G大阪・遠藤、意地の同点ヘッドも新本拠でまた勝てず

◆アジア・チャンピオンズリーグ ▽1次リーグG組 G大阪1─1メルボルンV(2日・市立吹田サッカースタジアム)

G大阪はメルボルンに1―1と引き分け、ACLは2試合連続のドロー。開幕から公式戦4戦勝ちなしとなり、今季から本拠地とする市立吹田サッカースタジア ムでの初勝利もつかめなかった。浦和はアウェーで浦項に0―1で敗れた。前半20分にPKから決勝点を献上。1勝1敗で2位に転落した。

ピッチからスタンドまで最短7メートルという新スタジアムで、G大阪の選手はブーイングを浴びた。開幕から公式戦4戦勝ちなし(2分け2敗)という結果 に、長谷川健太監督(50)は「サポーターも新スタジアムでの勝利を待ち望んでいる。勝ってくれという願いを込めたブーイングだったと思う」と受け止め た。

前半3分、日本代表GK東口がバックパスに足を滑らせてミスキック。CKを与えると、そこからあっさりと失点した。東口は「自分のミス」と悔しがった が、指揮官は「今日は非常にピッチが滑った。前半はまだ芝生に慣れていない感じがした」と指摘。昨季までのホーム・万博競技場の芝が約20ミリだったこと に対し、新競技場は30ミリ。感覚のズレが、ホームの利を生かせない要因にもなっている。

後半12分にはFW宇佐美のクロスをMF遠藤がダイビングヘッドで押し込み同点としたが、反撃もそこまで。日本代表のハリルホジッチ監督も視察した前で 1アシストの宇佐美は「早く勝利が欲しいですけど、我慢も必要」と訴えた。昨季のACLは2連敗スタートからベスト4まで進出。昨年に続くスロースタート の早期解消が、2008年以来のアジア制覇に向けた課題だ。

リンク元

Share Button