G大阪、新ホーム初陣快勝「ここでは絶対に負けない」 市立吹田スタジアムこけら落とし

J1G大阪の新本拠地「市立吹田スタジアム」の“こけら落とし”となるJ1名古屋とのプレシーズンマッチが14日、3万5271人の観衆を集めて行われ、G大阪が今野、丹羽のゴールなどで3-1で快勝した。

同スタジアムは企業、個人からの寄付や助成金などで集めた総工費約141億円で建設。完成後に吹田市に寄贈され、G大阪が指定管理者として運営する。ピッチからスタンドの距離が最短7メートルと近く、臨場感を味わえるのが特徴だ。

試合に先立って行われたOB戦では、初代監督の釜本邦茂氏や元日本代表主将の宮本恒靖氏、俳優の松平健さんらがプレー。吹田市出身のバイオリニスト、葉加瀬太郎さんが国歌を演奏した。

G大阪の長谷川監督は「プレシーズンマッチにこれほど緊張感を持って臨んだのは初めて。(観客席と)近いので、後ろを向くのが怖かった」と笑わせ、日本 サッカー協会の大仁邦弥会長は「本当にすばらしいスタジアム。こういうスタジアムができていけば、もっと皆さんに楽しんでもらえるのでは」と喜んだ。

G大阪の新スタジアム“初戦”で初得点者に名を刻んだのは今野だった。前半36分、右サイドからの藤本のFKに反応し、頭で押し込んだ。詰めかけたサポーターの大歓声を浴び、「欧州でサッカーをしているような雰囲気で最高」と喜びをかみしめた。

前半26分の先制点はパトリックが得点者とアナウンスされた後にオウンゴールに訂正。自身にとってもチームにとっても幸先の良いスタートとなり、「ここでは絶対に負けない。気持ちを持って戦う」と力を込めた。

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