[関東]より「勝ち」に徹するために…“J1級3バック”で再出発、東京V内定DF多久島も1年ぶり復帰した明治大が後期白星発進

[9.23 関東大学L1部第12節 中央大0-1明治大 中央大学多摩キャンパスサッカー場]

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明治大が約3か月半ぶりとなったリーグ再開初戦を白星で飾った。24シーズンの関東大学1部リーグで史上初の無敗優勝を果たすなど、近年の大学サッカー界をけん引してきた明大。しかし今季は前期を5連敗で終えるなど苦戦し、10位で折り返した。それでも仕切り直しを期した後期初戦で勝利を収め、順位をプレーオフ圏の10位から9位へと上げた。

後期開幕に向けて、チームは勝利を最優先に据えた改革に着手した。得点力不足も課題ではあったが、まずは失点を減らすことを重視。ほとんどの試合で失点を喫するなど“明治らしさ”を失っていた守備を立て直すため、4バックから3バックへのシステム変更に踏み切った。

池上寿之監督も「4-4-2でもある程度の結果は出ると思うけど、もっと良くしたいと思った」と説明。「3バックにして、両WBが相手のCBまで行けるようにすることで、4-4-2ではできないようなハイプレスをイメージした。まず失点しないことを考えて、ハイプレスで得点を狙う。ダメでも後ろに下がった時は5枚並べて、中盤も落としてしっかり守る。勝つことを考えた時に攻守をはっきりさせた方がいいと思った」と狙いを明かした。

さらに現有戦力の特長を最大限に生かす狙いもあった。「メンバーを見ると4バックだと使い切れない選手が出てくる。川合(陽)が使えないとか、稲垣(篤志)を前で使わないといけないとか。3枚にすることでちょうどはまる。それに後ろ3枚の多久島(良紀/東京V内定)、小澤(晴樹/G大阪内定)はJ1に内定していて、小泉(佳絃)もJ1からオファーが来ている選手。3人で最後に守れる。勝ち切ることを考えてやったことです」と続けた。

主力の復帰も大きかった。多久島と小泉は怪我から復帰。特に多久島は昨年9月20日のリーグ第12節・慶應義塾大戦以来、ちょうど1年ぶりの公式戦出場になっていた。「率直にサッカーが楽しいと思った。苦しい時間も長かったけど、久しぶりにチームメイトと戦えて楽しかった」。下級生時代から主力として実績を積んできた東京V内定DFの復帰は、守備陣に大きな安定感をもたらした。

大宮ジュニアユース、青森山田高、そして明大と、これまで常にピッチに立ち続けてきた多久島にとって、約1年間の離脱は初めての経験だった。「副主将という立場もありましたし、自分が出られていない不甲斐なさがあった。今までこれだけ外から見た経験がなかったので、いい時間になったと思います」と振り返る。その経験も糧に、「チームとしては11連勝を掲げているけど、まずは1勝。今日の勝ちを自信にして、過信せずに次の日大戦もチーム一丸となって戦いたい」と次戦を見据えた。

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