大学サッカー退部決断、プロの洗礼浴びるも“ハングリー精神”で掴んだJ1開幕戦デビュー…DF池谷銀姿郎、早期G大阪入りは「大正解だった」
[8.7 J1第1節 G大阪4-3浦和 パナスタ]
J1デビューのピッチで90分の激闘を戦い抜いた。「決していいものとは言えない90分でしたけど、幸いチームスポーツなので勝てたことが一番。勝って修正できることはポジティブ。もう一回切り替えてACLを頑張りたい」。DF池谷銀姿郎は開幕戦の白星発進を前向きに捉えた。
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「決して悪いものばかりではない。通用するところは通用した。でも詰めの甘いところはまだまだあった。そこをもっと対応しないといけない。(チームも)1人1人のポジショニングを早めないといけないけど、決してみんなが悪かったわけではない。10人を相手にする難しさ、開幕戦の難しさか分からないけど、映像を見直して修正したい」
池谷は今年1月にガンバ大阪への入団を発表した。筑波大ではFW内野航太郎(現水戸)やMF徳永涼(4年=前橋育英高)ら同期の推薦組が注目された世代で、同じく池谷も1年生の春から主力として活躍。そして昨年末、リーグとインカレの2冠を置き土産に、大学サッカーを3年生で切り上げる決断をして、プロキャリアをスタートさせた。
当初はなかなかチャンスが巡ってこなかった。しかし百年構想リーグでは序盤こそ数分の出場にとどまることが多かったが、終盤にかけて先発の機会も増え、ラスト3試合はフル出場で終えた。そして迎えたJ1開幕戦。これまでも右SBとCBをハイレベルにこなせることを示してきた選手だが、この日は主将DF中谷進之介とCBコンビを組んで、90分間を戦い抜いた。
池谷の性格の明るさは学生時代から印象的なものがあった。即席の選抜チームなどでも率先してムードメーカーを買って出ることで、チームの雰囲気を盛り上げていた。G大阪でも明神智和監督らに性格面を含めて評価されている様子。「明さんもよく言うんですけど、ハングリー精神が練習に繋がってアピールできたのかなと思う」。ただ「試合ではまだまだなので、突き詰めていきたい」と貪欲な姿勢を崩すことはない。
大学に残っていれば当然、今季の大学サッカーを引っ張る中心的選手だった。しかしプロの洗礼を受けた時期も含めて、自身の決断が「大正解」だったことを強調する。「正解です。間違いなく。もちろんいい思いばかりしたわけではなかったけど、そういう思いを早めにするためにも決意を持って入団してきた。非常にポジティブだし、大正解だったと思います」。逞しさを増す22歳DFの成長スピードは、まだまだ緩まることはない。




