0-1→2-1→2-3→4-3!!前半の退場者や恩返し弾など見所満載開幕戦、植中復活決勝弾のG大阪が浦和を撃破
[8.7 J1第1節 G大阪4-3浦和 パナスタ]
シーズン移行元年となる26-27シーズンのJ1開幕節が7日に行われ、ガンバ大阪がホームで浦和レッズに4-3で勝利した。ともに6シーズンぶりの開幕戦勝利を目指した試合だったが、G大阪が打ち勝った。
地上波中継された試合で16歳MF三井寺眞が鮮烈ゴールを決める盛り上がりをみせた東の開幕戦に負けじと、西の開幕戦、パナソニックスタジアム吹田で行われた“ナショナルダービー”も話題満載のゲームになった。
G大阪はイェンス・ヴィッシング氏を監督に迎えて26年をスタートさせたが、百年構想リーグを戦い終えたあとの7月にアル・イテハド(サウジアラビア)の引き抜きにあったことで激震が走り、急きょ明神智和コーチを監督に昇格させる人事で対応。新シーズンに間に合わせた。
浦和はマチェイ・スコルジャ氏のもとで百年構想リーグを戦ったが、前京都監督の曺貴裁氏を招へい。新体制のもとでシステムを3-4-2-1、19歳MF笹修大(←今治)やMF林幸多郎(←町田)といった新戦力を先発に抜擢してシーズンの開幕に臨んだ。
最初にスコアを動かしたのは浦和だった。前半17分、中央をパスで崩しながら右サイドに展開すると、MF金子拓郎の左足で上げたクロスがFW小森飛絢の頭に合う。ボールはクロスバーを叩きながらゴールラインを越えていった。
しかしここから浦和に誤算が襲う。前半11分にイエローカードを貰っていたMFマテウス・サヴィオが同22分、DF林幸多郎がイエローカードを貰ったプレーに対して抗議するようにして相手選手を突き飛ばしてしまう。審判の目の前だったこともあり、すぐさま2枚目のイエローカードが出されて退場となった。さらに同28分にはベンチで抗議していた曺監督にもイエローカードが出た。
荒れた試合になったが、数的優位となったG大阪にとっては絶好のチャンス。すると前半36分、左サイドからカットインしたMF安部柊斗がアーリークロスを上げると、胸トラップで受けたMFイッサム・ジェバリが混戦を抜くようにして左足で流し込む。
副審はオフサイドの旗を上げたが、VARチェックが入ると、ゴールの可能性、PKの可能性までみられたが、池内明彦主審がVARとの交信ののちにゴールを認める合図のセンターサークルを指差す。さらにG大阪は前半アディショナルタイムにエリア手前から狙ったFWデニス・ヒュメットのゴールが決まって逆転をして後半に折り返した。
後半も最初にチャンスを作ったのは浦和だった。7分、しかし小森の反転シュートがクロスバーに当たると、跳ね返りを押し込んだシュートもGK荒木琉偉が好セーブ。ゴール方向に向かったボールもDF岸本武流にライン上でかき出される。直後に金子が右サイドのカットインからシュートを狙ったが、これも左ポストに阻まれた。
G大阪は後半15分にヒュメットに代えてFW植中朝日を投入。26年加入の期待の新戦力も、1月のキャンプで左膝内側半月板を損傷したストライカーを、加入後初起用する。対する浦和は小森に代えてFWオナイウ阿道、そして笹に代えてG大阪から移籍したFW南野遥海を投入する。南野が入ると、G大阪サポーターから大ブーイングが浴びせられた。
終盤も人数の少ない浦和が圧力をかける展開になる。後半26分には右サイドの金子のクロスがMF渡邊凌磨の頭にピンポイントで合うが、シュートは無常にも枠左へと外れる。しかし飲水タイムが明けてすぐの同33分だった。DFダニーロ・ボザが右サイドの裏に出したボールに反応した渡邊のクロスに金子がダイビングヘッドで飛び込む。
そして後半35分、左サイドの崩しから深く切り込んだ渡邊のマイナスクロスを南野がワンタッチで押し込む。アウェーとは思えない浦和サポーターの大声援が地鳴りのように鳴り響く中、“恩返し弾”を叩き込んだ背番号42はガッツポーズを繰り返した。
しかしG大阪も意地をみせる。後半40分、左サイドからFWウェルトンがジェバリとのワンツーでエリア内に入ると、混戦を抜くシュートをゴール右に流し込む。さらに同41分にはジェバリのスルーパスからMF山下諒也が上げた右クロスを植中が頭で合わせて、再々逆転に成功した。




