“並外れた努力家”中村敬斗が覚醒 オランダ戦でMOMの大活躍 今大会で評価急上昇の可能性も ついに飛躍の時か

 中村は19歳の時から海外クラブでプレーしているが、順風満帆な歩みだったわけではない。ガンバ大阪から19年に期限付きで移籍したオランダ1部のFCトゥウェンテではメンバー外になる日々が続き、契約期間を1年残して退団。その後はJリーグよりレベルが落ちるオーストリアの2部リーグでプレーした時期もあった。

■予断を許さない

ガンバ大阪の当時の関係者が振り返る。

「努力家でしたね。高校3年生の時に飛び級の形で入団してきましたが、浮足立つことなく将来の目標に向けてコツコツ努力を重ねていました。左サイドから右にカットインする得意の形も、居残りで毎日のように練習していましたよ。W杯の大舞台で活躍している姿はうれしいですが、驚きはないです。才能はすごいですし、並外れた努力を積み重ねればこうなるだろうなと」

今大会のW杯は各組上位2位以内と、3位の上位8チームの計32チームが決勝トーナメントに進出する。日本代表はグループFで最も強いと言われているオランダと引き分けて勝ち点1を奪ったことで、決勝トーナメントに前進したと言っていいだろう。ただ、戦いは予断を許さない。同じグループのスウェーデンがチュニジアに5-1で快勝。得失点差を考えると、グループで首位通過のハードルは高い。次戦で対戦するチュニジアは勝ち点3を奪いに捨て身で襲い掛かってくることが予想される。簡単な戦いにはならないだろう。

オランダ戦で攻撃の中心を司る久保が負傷交代したことにより、チュニジア戦に出場できるか不透明な状況だ。最高のスタートを切った中村にかかる期待は大きい。

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