「良いコンビだろう?」G大阪、ヒュメット好調の秘訣。それは意外なもの!?「冗談抜きで…」【コラム】

現在、明治安田J1百年構想リーグにおいて、得点ランキングトップタイの7ゴールをマークしているのがガンバ大阪のデニス・ヒュメットだ。ゴール後に見せる“バッドマン”のパフォーマンスもおなじみになってきたが、好調の裏にはチームの一体感と、前線をともに形成するチームメイトとの好連係があるようだ。(取材・文:高村美砂)

●デニス・ヒュメットがチームに貴重な勝ち点をもたらした同点弾

●デニス・ヒュメットと好連係をみせる2人の選手「より多くのシュートシーンを見出すことに繋がっている」

「今シーズンは監督が代わり、新たなコーチングスタッフが加わった中でチーム全体の『一体感』は昨年以上に増しているように感じます。その中で、イェンス(・ヴィッシング監督)が自分たちが向かうべき方向性を明確に示し、かつすべてのスタッフ、コーチングスタッフ、選手が同じ方向を向いてそれを追い求められていること。その実現のために必要なパフォーマンスを出せていることが僕自身の数字にもつながっているように感じます。

それ以外に好調の理由があるとすれば…。強いて言うならナンプレかな(笑)。冗談抜きで頭が活性化される気がしていて、それがサッカーでも良い効果になっているのかも。パディ(小野優通訳)には『やりすぎだろ!もう十分だろう』と言われているけど、最近は連戦で移動も多いし、むしろ頻度が増えています」

中でも共に前線を構成することの多い、トップ下のジェバリや長崎戦でも好連係を示した右ウイングの山下とのコンビネーションも良く、得点シーン以外でも毎試合のように『ホットライン』が目を惹く。

「ジェバリや(山下)諒也に限らず、今シーズンはいろんな選手と良い連係を築きながら、チームとして繋がる回数が増していることがより多くのシュートシーンを見出すことに繋がっている気がします」

中でもジェバリとはプライベートを含め、仲が良い。 「彼とは特別な繋がりを感じている関係性にあるからこそ、同じピッチでプレーする時間が増えているのは素直に嬉しいです。お互いの癖、動き方、どのようにゴール前まで運ぶのか、プレーの選び方、特徴など細部までわかり合えているのも大きな助けになっています。

ただ、僕たちの共通認識としてあるのは自分たちの活躍よりも『チームの助けになりたい』という思いです。もしも観ている方に『良い連係』だと映っているのなら、それは僕たちのガンバへの思いがあってこそ。実際、彼とは常日頃からどうすればチームが勝てるのか、良い方向に進んでいけるのかをよく話しています」

ヴィッシング監督が志向するゲーゲンプレスから始まる、常に前に意識を向けたサッカーへの適応にも、手応えを感じているという。

●「この先も今のサッカーを全員で追求しながら前に進んでいくだけ」

●「良いコンビだろう?」“バッドマンとロビン”ばりの好相性がチームを勢いづける

余談だが、今シーズンも得点のたびにお馴染みとなった『バッドマン』に準えたメガネポーズを披露し続けてきたヒュメット。

先に書いた長崎戦では『同点ゴール』だったこともあって、ゴールセレブレーションも走りながら慌ただしく披露されたが、最近の試合では、例えば、第9節・京都サンガF.C.戦の先制点後のように、メガネポーズをとるヒュメットの隣に山下が並び、逆メガネポーズで一緒に喜ぶシーンも多い。

山下によれば「密かに流行らそうとしている逆バージョン」らしいが、ヒュメットは「あれはロビンだ」と笑う。

「最近、諒也は僕がゴールを決めると横に走り寄ってきて、一緒にメガネポーズで喜んでくれることが多くて…。あれはすごく嬉しいんだけれど、試合が終わってあのシーンを見返すたびに、僕はバッドマンの相棒、ロビンのことを思い出すんだ。

きっと諒也はロビンを目指しているはずだから、これからも諒也はロビンとして隣においてあげようと思う(笑)。良いコンビだろう?」

ACL2決勝進出を決めた、記憶に新しい準決勝第2戦、バンコク・ユナイテッドFC戦では、ヒュメットのシュートのこぼれ球を山下がゴールに収めて先制点を奪うなど、まさに『バッドマンとロビン』ばりの好相性を示してチームを勢いづけた姿も。

そして、その名コンビぶりはきっとACL2決勝の舞台でも相手を翻弄し、ゴールに近づくカギになる。

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