アメリカに0-2敗戦。約半年ぶり代表復帰の名和田我空が、2つの決定機逸を悔やむ「そこを決め切れなかったのが今日の敗因」【U-21代表】

左ポストを叩き、思わず天を仰いだ

国際親善試合]U-21日本 0-2 U-21アメリカ/3月27日/Korea Football Park

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早くから将来を嘱望され、神村学園に所属していた高校2年次の夏には、U-17アジアカップで大会MVPと得点王を獲得。同年秋のU-17ワールドカップでもラウンド16のスペイン戦でゴールを決め、高校ラストイヤーには高体連を代表するNo.1アタッカーとして名を馳せた。そんなMF名和田我空(G大阪)にとって、プロ1年目の昨季は悔しさが残るシーズンだったのは間違いない。

開幕スタメンを勝ち取ったが、前半で交代。その後はなかなか出場機会を得られず、終わってみればJ1で4試合、ルヴァンカップは2試合の出場に留まった。

そうなれば、代表から遠ざかるのも自然の流れ。昨年9月上旬のU-23アジアカップ予選に参戦したものの、同予選のメンバーはU-20W杯に出場しない海外組と国内で出場機会が限定的だった選手が主だった。

主力クラスのほとんどは直後に開幕したU-20W杯への出場で、同予選には招集されていないからだ。U-17W杯で共闘したMF佐藤龍之介(FC東京)など、U-20W杯では同世代の活躍をモニター越しに見ることしかできなかった。

シーズン終盤になってACL2のグループステージで出場機会を掴み、第5節の東方戦でプロ初ゴールをマークした。今季は開幕から継続してベンチ入りし、ゴールに絡むシーンも増えてきた。3月11日のACL2準々決勝(対ラーチャブリ)では2戦合計で1ゴール・1アシストの活躍ぶり。自信を深めて、約半年ぶりの代表復帰を勝ち取った。

3月下旬からスタートした韓国遠征(U-21アメリカ代表、U-23韓国代表と対戦)に臨む大岩ジャパンに名を連ねた。本人の意気込みは十分。自信をみなぎらせる。

「去年は試合に出たら、やれる感覚はあった。あとはどうやって試合に出て、結果に結びつけるかというところだった。でも、結果が出せない。ガンバで試合に出た時に何か残さないといけないと思っているし、残せなければ、出場のチャンスはどんどん減っていく。常に危機感を持っている。去年と変わったところはないけど、試合経験を積んでいくなかで、自信は確実に増している」

心身ともに充実した状態で代表に合流し、迎えた27日のU-21アメリカ戦。名和田は4-3-3の左インサイドハーフに入ると、前線と中盤を繋ぐ役割を果たしつつ、アイデアに富んだプレーで起点となった。

しかし、2004年生まれが9名招集され、ロス五輪を見据えて強化を進めているアメリカの守備陣を破るまでには至らず。時間を追うごとに守備の負担が増え、チームはミス絡みで2失点し、前半を終えた。

名和田は後半も奮起する。51分に裏抜けからGKとの1対1を迎える。右足で放ったシュートは左ポストを叩き、思わず天を仰いだ。その1分後にも決定機を迎えるが、GKに阻まれる。その後も果敢にゴールを狙ったが、結果を出せず、63分にピッチを後にした。

プレー自体は決して悪くなかった。守備面で課題を残したものの、攻撃では“らしさ”を発揮。あとは決めていれば、言うことなしだった。手応えはあったが、本人も決定機を逃した事実から目を背けるつもりはない。

「自分のところでチャンスがあった。結局、そこを決め切れなかったのが、今日の敗因。各個人に課題があるかもしれないけど、自分に関してはあんな決定機を2つも外した。そうすれば、試合に負けてしまうのも当然。悔しい気持ちが大きい」

残された試合は29日のU-23韓国戦となる。久しぶりに戻ってきた代表の舞台で、結果を出してアピールしたい。アメリカ戦の悔しさを噛み締め、名和田はどんなプレーを見せるのか。背番号14のリベンジに期待したい。

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