“物議の判定”より自らに矛先向けたG大阪FW南野遥海、献身際立つ21歳の決意「そろそろ結果を残さないとサッカー人生が終わってしまう」

[2.15 J1百年構想WEST第2節 G大阪 0-0(PK2-3) 名古屋 パナスタ]

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ガンバ大阪の特別大会初ゴールは、不運にも認められなかった。前半28分、FWイッサム・ジェバリのポストプレーを起点とした鮮やかなパスワークから右サイドを攻め込み、再びゴール前に顔を出したジェバリが左足シュートを叩き込んだが、ゴールはVARレビューの末に取り消し。FW南野遥海のスクリーンプレーがファウルと判定された。

南野は名古屋のDF原輝綺とたしかに接触していたが、空いていた進路を妨害するような大きな動きはしておらず、シュートコースから咄嗟に避けるために動いた形。試合後にはイェンス・ヴィッシング新監督も不満を示す“物議の判定”だった。

試合序盤から鋭い動き出しで献身的なチャンスメイクが際立っていた南野は、不運な形でその当事者となった。だが、葛藤はありながらも判定を受け入れるしかなかった。

「ジェバリ選手が受けた時、(シュートの)コースに被っていたのでコースを作ることしか考えていなかった。ジェバリが受けやすいようにコースを空けたら(相手が)ぶつかってきた。それも(レフェリーに)言った。でも判定は判定なので言うことはない」

複雑な思いの矛先は自らに向けた。「というより、点を決めないといけないのがある。そこだけ反省して次の試合に活かしたい」。この日も相手最終ラインの背後やサイドに流れてボールを引き出し、さらに自らドリブルで持ち運ぶことで、多くの攻撃の起点になっていた南野。開幕から先発が続いているように新監督の信頼も厚く、この献身が新たなG大阪の軸となっているのは間違いない。

「深さを作って、ライン間で受けるのが上手い選手がいっぱいいるので、その選手にスペースを作るのが自分の役割。得意なプレーと照らし合わせて何回もやれたらと思っているので、感覚的には悪くないと思う」

それでもなお、南野が求めているのはゴールという結果だ。G大阪はこの日の終盤、負傷者の続出によって10人で戦うことを強いられ、防戦一方のままPK戦に敗戦。期待の21歳は「ああいう展開にならないためには決めるべきところで決めないとダメ」と厳しく語った。

2023年にG大阪ユースからトップチーム昇格を果たし、23年はJ3の宮崎、24年はJ2の栃木SCでの武者修行を経て、昨季からG大阪に復帰。復帰1年目からJ1リーグ戦10試合に出場し、J1初ゴールも記録するなど、若くして順調なロードマップを描いているようにも思われる。しかし、当の南野は現状に甘んじるつもりはない。

一回りパワーアップした印象もある今季の姿は、“危機感”によってもたらされているという。「そろそろやらないと。結果を残さないと。もともとやっているという部分はもちろんあるけど、結果、数字でやらないとサッカー人生が終わってしまうので。そこはより危機感を持ってやっている」。ヴィッシング新監督のもとで「プレーのところで整理されてきたのはある」という手応えは確か。あとは結果を出すだけだ。

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