元日本代表がJ初監督「勇気あるオファーくれた」 独自スタイルで熱血指導「自分がやるべき」

奈良クラブの新監督には大黒将志氏が就任

J3奈良クラブの新監督に就任した元日本代表FW大黒将志氏が1月4日、奈良県内で初取材に応じた。自身も初監督で第1歩を踏んだ。クラブが「勇気あるオファーをくれた」として決断。初日から戦術練習も含めて約2時間、熱血指導した。

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これから歩む監督ロードの1歩目だ。奈良の練習場には約100人のサポーターが駆けつけた。この日から指揮を取るのは“大黒様”こと元日本代表のストライカー。第一声では半年間のJ2・J3百年構想リーグの「優勝を目指していきたい」と選手に声をかけ「1年半後にはJ2に昇格する」と士気を高めた。

「みんな元気があってすごくいい印象。僕も5年前までは選手をやっていたので、選手の気持ちもわかっていますし、自分の身体のコンディションは良くないですけどもっと良くして一緒にプレーしながら見せていってあげたい。監督がお手本として見せていくのが一番いいので」

自らがフィジカルメニューも考案し、初日は約2時間トレーニング。早速戦術も落とし込み、昨季の主将DF鈴木大誠は「自分の可能性を広げてもらえそう」と“大黒流”のビジョンに期待を抱いた。

ガンバ大阪で育ち、多くのJクラブとフランスやイタリア、中国などでもプレー。日本代表ではアジア最終予選の北朝鮮戦で途中出場し決勝弾を挙げたことで注目を浴びた。2020年に現役を引退し、G大阪のアカデミーコーチ、JFLのFCティアモでヘッドコーチ、昨季は川崎フロンターレでコーチを務めた。次なる道に悩んでいた時に舞い込んだのが念願の監督オファーだった。

「監督は遅かれ早かれやりたいと思っていましたし、こういうのはタイミング。社長が、奈良クラブが僕に勇気あるオファーをくださった(笑)。また1年半どこかでコーチをやる可能性もあったなかで、やっぱり今監督やるのかでは全然違うと思う。もうコーチは十分できるので、次は監督のステップに行くべきやって僕も判断しました。監督やるにはJ3からという希望があったので、自分がやるべきやな、と。僕は結構地道にやるタイプなので」

身振り手振りだけではなく、ピッチ内で実際にプレーして示す。特にストライカーの育成は「僕に取ってはそんなに難しくない。ただ全体を見ないといけないので全体を見てやっていきたい」と意欲を見せた。今後はシュートも披露する予定だという。「西野(朗)さんも結構一緒にやってくれた。これまで出会った指導者のいいとこを取り入れていきたい」。奈良は昨季9位だったものの、最終節まで昇格プレーオフ圏内を争う好順位だった。だが、まだJ参入4年目。大黒スタイルの指導法で奈良を次なるステージへ押し上げる。

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