「前提条件を整理すると、僕あんまガンバ関係ない」大阪で青ユニで躍動した本田圭佑が笑いを誘う「嬉しかったし、ありがとうございますって話」
同じ日に生まれた盟友とのホットライン開通
12月14日に柿谷曜一朗氏の引退試合が、セレッソ大阪のヨドコウ桜スタジアムで開催された。
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OSAKA PINK(柿谷の古巣C大阪ゆかりのチーム)とOSAKA BLUE(ガンバ大阪ゆかりのチーム)に分かれ、大阪ダービーとして対戦。柿谷氏が劇的な決勝点を含む、2ゴールを奪う千両役者ぶりを見せ、PINKが4-3で白熱のシーソーゲームを制した。
一方、BLUE側では監督も務めた本田圭佑が、「真剣勝負をしたい」という主役の要望に応え、強度の高いパフォーマンスで確かなインパクトを放った。特に開始3分で、G大阪ジュニアユースの同期であり、生年月日も同じ家長昭博との連係で先制点を奪った際には、2万749人が入ったスタンドを熱狂させた。
試合後、本田に向けて報道陣から「ガンバの青を着て、家長選手とのホットラインでゴールを取れた」という話題が飛んだなか、その回答が実に印象的だった。
39歳のカリスマは柔らかな笑みを浮かべながら、こう伝えたのだ。
「まず、ちゃんと前提条件を整理すると、僕あんまガンバ関係ないんですね。ジュニアユースの3年間だけ。以上なんですね。アキとはその時からの腐れ縁なので、もちろん、皆さんがそういう風に言っていただけるように付き合いは古いです。
一方で、ガンバサポーターからすれば、僕が『ガンバの何々』って言うのはおこがましいと思っています。だから今日、僕が呼ばれてなかったとしても違和感なく進んだと思うんですけど、呼んでいただいて、僕自身も楽しませてもらいました。アキとの連係で点を取ったことが見せれたのも、そういうことを気にしてくださる人も何人かいるという意味では、僕としては嬉しかったですし、やっぱ『ありがとうございます』って話ですね」
本田はG大阪ユースではなく星稜高校に進み、名古屋グランパスでプロデビュー。今日に至るまで、プロキャリアでは青黒のユニホームに袖を通していないレジェンドは、取材対応でも流石の存在感を発揮し、笑いを誘った。



